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故金日成主席の実弟・金英柱氏が101歳で死去、一時は北朝鮮のナンバー2

故金日成主席の実弟・金英柱氏が101歳で死去、一時は北朝鮮のナンバー2

Posted December. 16, 2021 08:31,   

Updated December. 16, 2021 08:31

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北朝鮮の故金日成(キム・イルソン)主席の弟、金英柱(キム・ヨンジュ)元朝鮮労働党組織指導部長(写真)が101歳で死去したと、朝鮮労働党機関紙「労働新聞」が15日付で報じた。金英柱氏は一時、北朝鮮の「ナンバー2」となり、初の南北合意である1972年7月の「南北共同声明」に署名した人物。

同紙は同日、金正恩(キム・ジョンウン)総書記が、「金日成勲章、金正日(キム・ジョンイル)勲章の受章者であり共和国の英雄である元最高人民会議常任委員会名誉副委員長、金英柱同志の逝去に深い哀悼の意を表し、弔花を送った」とし、金英柱氏が死去したことを伝えた。

 

金日成氏の末の弟の金英柱氏は、権力の核心である労働党組織指導部長を務めた。1960年に権力の前面に登場し、政治局委員、政務院副首相などを経て、金日成時代にナンバー2となった。李厚洛(イ・フラク)中央情報部長と南北共同声明に署名し、南北調整委員会北朝鮮側委員長を務めた。

しかし、金英柱氏は甥の金正日総書記が後継者活動を始めると勢力を失い、一線から退いた。金英柱氏はすべてのポストから退き、平壌(ピョンヤン)を離れ、慈江道(チャガンド)に事実上の「島流し」となった。2015年の地方議会代議員選挙で投票した後、金日成、金正日父子の写真に向かって礼をしたのが、死去前の最後の公開活動となった。


崔智善 aurinko@donga.com