バイデン米大統領が、俳優ダニエル・デイ・キム(キム・テヒョン・53・写真)、弁護士のケビン・キム(51)、人権運動家のセラ・ミンさんら韓国系米国人3人をアジア人への憎悪犯罪など人種差別の解消に向けた大統領諮問委員に任命した。
ホワイトハウスは20日(現地時間)、彼らを含む23人をアジア系米国人・ハワイ原住民・太平洋諸島系(AANHPI)諮問委員に起用し、米国の多様性を反映する人物が多く含まれたと明らかにした。彼らが人種憎悪などに対応するための政策を助言することを期待した。
人気ドラマ「LOST」、「HAWAII FIVE-0」などに出演したダニエル・デイ・キムさんは、これまで人種差別の撤廃などに声を上げてきた。彼は米国内でアジア憎悪犯罪が急増した今年3月、「妹が2015年に人種差別犯罪で死亡した」と明かした。その後、「アジア系米国人財団」の共同議長として活動している。
スタンフォード大学とコロンビア大学のロースクールを卒業したケビン・キムさんは、2009年に韓国系で初めてニューヨーク市議員になった人物。ミンさんは人権団体「カラー・オブ・チェンジ」などで活動してきた。
ワシントン=ムン・ビョンギ特派員 weappon@donga.com