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日本新規の感染者が12日間で534人から1万3244人に、オミクロン株感染急増

日本新規の感染者が12日間で534人から1万3244人に、オミクロン株感染急増

Posted January. 14, 2022 08:36,   

Updated January. 14, 2022 08:36

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昨年12月初め頃、日本の新型コロナウイルスの1日の感染者は100人以下だった。しかし、今年に入って1万人を超えるほど再び急増している。「感染防止対策の模範国」になるかと見えた日本に何が起こったのか。

NHKによると、日本全国の1日の感染者は、1日534人、4日1265人、7日6204人、12日1万3244人と急速に増加している。1日の感染者1万人以上は、昨年9月9日(1万395人)以来4ヵ月ぶり。

日本の医療専門家らは、感染者急増の原因として大きく3つを挙げる。

まず、感染力が強いオミクロン株の感染拡大だ。小池百合子東京都知事は12日に開かれた全国知事会議で、オミクロン株の疑いがある感染者の割合が都内で9割を超えたと明らかにした。同日の東京都の感染者は2198人。事実上、市中感染が始まったのだ。年末年初を迎えて人口の移動が大きく増え、在日米軍基地のお粗末な感染防止対策で集団感染が発生したことも影響を及ぼした。

 

感染者の急増にもかかわらず、日本政府は市民の行動規制を伴う緊急事態宣言に慎重だ。昨年7月12日、東京に緊急事態宣言が出た時、全国の感染者は現在の1割程度の1505人だった。日本政府の事情に詳しい外交筋は、「相対的に重症者が多くないため、政府が緊急事態宣言に消極的だ」と伝えた。

 

昨年7月29日に感染者が1万人に達した時、重症者は539人だったが、今月12日は105人だ。東京都の重症者は同日現在4人で、重症者用病床使用率は0.8%。毎日新聞は13日、「都はオミクロン株の特性を踏まえ、感染対策と社会活動維持の両立を模索している」と報じた。

感染者の急増の勢いが続く場合、状況は変わり得る。感染者が急増すれば重症者も増えるほかない。昨年12月1日から始まったブースター接種(3回目接種)率が12日基準0.8%にとどまっていることも、状況を悪化させる恐れがある。岸田文雄首相は素早い対応で世論の支持が高いが、感染者が大幅に増えれば、世論も背を向ける可能性がある。


東京=パク・ヒョンジュン特派員 lovesong@donga.com