尹次期大統領がインド首相と電話会談、クアッド４ヵ国の首脳と会談完了

尹錫悦（ユン・ソクヨル）次期大統領は１７日、インドのモディ首相と５人目の主要国首脳との電話会談を行った。当選から８日の間に「クアッド」（米国、日本、オーストラリア、インド４ヵ国協力枠組み）首脳らとの電話会談を終えたのだ。

尹氏は同日、モディ氏と約２０分間電話で、両国の協力を増進することで意見が一致した。モディ氏は１０日、自身のツイッターを通じて尹氏の大統領選勝利を祝い、「両国の特別戦略的パートナー関係を拡大し強化することができるよう尹氏と協力することを待っている」というメッセージを送った。

尹氏が１０日米国、１１日日本、１４日英国、１６日オーストラリアに続き、同日５人目にインド首相と電話会談を行ったことについて、米国主導のインド-太平洋地域の反中国連合戦線であるクアッドに段階的に加入するための布石とみられている。韓米同盟の強化を最優先に置いた尹政府の実用主義外交政策路線が示されたという見方もある。

一方、尹氏は当初、同日午後２時に相星孝一駐韓日本大使と面会する予定だったが、相星氏が新型コロナウイルスに感染し、延期になった。尹氏は１１日、日本の岸田文雄首相と電話で、韓米日３国が北朝鮮の核問題解決に向けて協力を強化することで意見が一致した。政権引き継ぎ委員会は、相星氏が全快し次第、日程を再び調整する計画だ。


洪禎秀 hong@donga.com