「ヘッジファンドの帝王」と呼ばれる米国の大富豪ジョージ・ソロス氏(91・写真)が設立した「オープン・ソサエティ財団」が、ロシアの侵攻を受けたウクライナを支援するファンドをスタートさせ、計1億ドル(約1250億ウォン)を集めたと、AP通信などが23日(現地時間)付で報じた。難民支援団体、公衆衛生の専門家、ウクライナの報道機関や市民団体などを支援するために使うと明らかにした。
同財団のマーク・マロック・ブラウン議長は、「ウクライナの避難民を直ちに助けることができなければ、その結果発生する長期的問題は深刻になるだろう」とし、ウクライナの自由および独立を守るための国際的努力を進展させると明らかにした。そして、ロシアのプーチン大統領が本当に恐れるのは、北大西洋条約機構(NATO)でも核兵器でもなく自由民主主義だとし、ウクライナと連帯しなければならないと強調した。
ユダヤ系ハンガリーの移民であるソロス氏は、東欧圏の民主化を支援するために1979年に同財団を設立した。1991年、ウクライナが旧ソ連から独立して以降、現在までにウクライナに2億3千万ドルを支援している。
キム・スヒョン記者 newsoo@donga.com