
故ジョン・レノンの息子のジュリアン・レノン(59)が、ウクライナを支援するために、父親の代表曲「イマジン」を初めて公の場で披露した。ジュリアンは9日(現地時間)、無数のろうそくが灯される中、ギターの演奏に合わせてイマジンを歌う映像をユーチューブに投稿した。ビートルズのメンバーだったジョン・レノンが人類の平和と和合を祈って作詞作曲したイマジンは、代表的な反戦歌とされる。
ジュリアンは、「ベトナム戦争の時に(父が)つくったこの歌を歌うことに何年もの間抵抗がありました」とし、「私はこれまで『イマジン』を歌うのは世界の終わりが訪れた時だけだと言ってきました」と話した。しかし、ウクライナ戦争の悲劇を世界に伝えるために、初めてこの曲を歌うと明らかにした。ジュリアンは、「ウクライナでの戦争は想像もできない悲劇でした。人間として、アーティストとして私にできる最大限の方法で応じなければと思ったのです」と説明した。
ジュリアンは、イマジンの歌詞は世界中の平和に対する私たちの望みを反映しているとし、「この曲の中で私たちは愛と連帯感が現実となる空間へ、ほんの少しの間連れて行かれるからです」と話した。
この映像は、人権擁護団体グローバル・シチズンがウクライナを支援するために開催したイベント「スタンド・アップ・フォー・ウクライナ」に賛同して制作された。
イ・チェワン記者 chaewani@donga.com