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釜山地裁、チョ・ミンの医専院入学取り消し効力を1審まで停止

釜山地裁、チョ・ミンの医専院入学取り消し効力を1審まで停止

Posted April. 19, 2022 08:13,   

Updated April. 19, 2022 08:13

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曺國(チョ・グク)元法務部長官の娘のチョ・ミン氏(31)が、釜山(プサン)大学を相手取って起こした医学専門大学院(医専院)の入学取り消し処分の執行停止の申請が、裁判所で一部受け入れられた。チョ氏は、本案訴訟の1審判決の直後まで、釜山大学医専院の卒業資格を維持することになった。

釜山地裁行政1部(琴悳喜部長判事)は18日、チョ氏が「釜山大学医専院の入学取り消し効力を停止してほしい」と提起した執行停止申請を一部引用した。裁判部は、「この事件の処分で、申請人(チョ氏)に生じる回復が難しい損害を予防するため、(執行停止が)緊急に必要だと認められる」とし、「効力停止で、公共福利に重大な影響を及ぼす恐れがあると認める資料もない」と説明した。

ただ、裁判所は、執行停止の効力を本案訴訟の1審判決後の30日までと制限した。チョ氏は、本案訴訟の判決が最高裁判所で確定するまで入学取り消し処分を停止してほしいと主張したが、一部だけ受け入れたのだ。これを受け、チョ氏は、釜山大学医専院の卒業資格を維持したまま、1審裁判を行うことになった。

裁判所がチョ氏の執行停止申請を一部引用したことで、保健福祉部もチョ氏の医師免許取り消しの手続きを中断するものとみられる。保健福祉部の関係者は、「卒業生の身分が維持されていることが確認されれば、現在行っている医師免許取り消し処分の手続きは中断される」と明らかにした。

チョ氏は、学部を卒業した高麗(コリョ)大学を相手取っても、入学取り消し処分を巡る無効確認訴訟をソウル北部地裁に起こしている。高麗大学は2月22日、チョ氏の入学取り消し処分を決定した。


釜山=キム・ファヨン記者 run@donga.com