オミクロン株やXLに続き、XEとXMも初めて確認
Posted April. 20, 2022 08:21,
Updated April. 20, 2022 08:21
オミクロン株やXLに続き、XEとXMも初めて確認.
April. 20, 2022 08:21.
by 柳根亨 noel@donga.com.
新型コロナウイルス感染症のオミクロンの組み合わせの変異株ウイルスのXLに続き、XEとXMの感染者が韓国内で初めて確認された。中央防疫対策本部(防対本)は19日、「組み合わせの変異株のXEが2件、XMが1件確認され、疫学調査を進めている」と明らかにした。XEとXMは、従来のオミクロン株と別名「ステルスオミクロン」の変異株が組み合わさった株だ。国内のXE感染2件のうち1件は英国から流入し、先月27日に感染判定を受けた事例だ。残りの1件は、先月30日、国内で確認された。XMの感染事例は、先月27日に変異株の感染が確認された。感染者は、全員が感染初期に疑いの症状が現れ、既存のウイルスと区別される特異症状はなかった。彼らはいずれも、現在は隔離解除されている。防対本疫学調査分析団のイ・サンウォン団長は、「国内で発生したXEとXMのそれぞれ1件ずつは、情況から見て、国内で発生する可能性も十分高いとみて、調査を進めている」と述べた。特にXE株は、ステルスオミクロンより感染増加の速度が約10%速いという。世界保健機関(WHO)によると、1月以降、英国や米国、アイルランドの4ヵ国で489件が確認された。英保健安全庁は8日、英国だけで1179件のXE感染事例が確認されたと発表した。以後、台湾やタイ、日本などのアジア圏でも、感染事例が増えている。疾病管理庁の関係者は、「XEやXMなどのオミクロンの再組合変異株は、(広い範囲の)オミクロンに分類しており、特性変化は大きくないものと予想される」とし、「伝播力や重症度などの分析資料が不足しているが、今後モニタリングを強化する予定だ」と明らかにした。一方、防疫当局は先週(4月10~16日)、全国の新型コロナの危険度を「高い」段階に維持した。この1週間、新規の重症者と死者はそれぞれ1.9%と16.9%減少したが、安心できない水準だという判断からだ。先週の新規感染者数は104万3695人で、先週より31.8%減少した。感染者1人が何人を追加感染させるかを示す感染再生産指数も0.78で、3週間連続で1未満を維持し、流行が抑制されていることが分かった。イ団長は、「5月下旬または6月まで、流行減少傾向が続く可能性がある」と診断しながらも、「免疫減少と新しい異変株が出現し、韓国を含む北半球国家は晩秋に流行増加があり得る」と展望した。
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新型コロナウイルス感染症のオミクロンの組み合わせの変異株ウイルスのXLに続き、XEとXMの感染者が韓国内で初めて確認された。
中央防疫対策本部(防対本)は19日、「組み合わせの変異株のXEが2件、XMが1件確認され、疫学調査を進めている」と明らかにした。XEとXMは、従来のオミクロン株と別名「ステルスオミクロン」の変異株が組み合わさった株だ。
国内のXE感染2件のうち1件は英国から流入し、先月27日に感染判定を受けた事例だ。残りの1件は、先月30日、国内で確認された。XMの感染事例は、先月27日に変異株の感染が確認された。感染者は、全員が感染初期に疑いの症状が現れ、既存のウイルスと区別される特異症状はなかった。彼らはいずれも、現在は隔離解除されている。
防対本疫学調査分析団のイ・サンウォン団長は、「国内で発生したXEとXMのそれぞれ1件ずつは、情況から見て、国内で発生する可能性も十分高いとみて、調査を進めている」と述べた。
特にXE株は、ステルスオミクロンより感染増加の速度が約10%速いという。世界保健機関(WHO)によると、1月以降、英国や米国、アイルランドの4ヵ国で489件が確認された。英保健安全庁は8日、英国だけで1179件のXE感染事例が確認されたと発表した。以後、台湾やタイ、日本などのアジア圏でも、感染事例が増えている。
疾病管理庁の関係者は、「XEやXMなどのオミクロンの再組合変異株は、(広い範囲の)オミクロンに分類しており、特性変化は大きくないものと予想される」とし、「伝播力や重症度などの分析資料が不足しているが、今後モニタリングを強化する予定だ」と明らかにした。
一方、防疫当局は先週(4月10~16日)、全国の新型コロナの危険度を「高い」段階に維持した。この1週間、新規の重症者と死者はそれぞれ1.9%と16.9%減少したが、安心できない水準だという判断からだ。先週の新規感染者数は104万3695人で、先週より31.8%減少した。感染者1人が何人を追加感染させるかを示す感染再生産指数も0.78で、3週間連続で1未満を維持し、流行が抑制されていることが分かった。
イ団長は、「5月下旬または6月まで、流行減少傾向が続く可能性がある」と診断しながらも、「免疫減少と新しい異変株が出現し、韓国を含む北半球国家は晩秋に流行増加があり得る」と展望した。
柳根亨 noel@donga.com
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