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来月21日に韓米首脳会談、バイデン大統領が演説で中国牽制か

来月21日に韓米首脳会談、バイデン大統領が演説で中国牽制か

Posted April. 29, 2022 08:40,   

Updated April. 29, 2022 08:40

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尹錫悦(ユン・ソクヨル)次期大統領とバイデン米大統領が来月21日、ソウルで韓米首脳会談を行う。来月10日の大統領就任の11日後に開かれる「超高速首脳会談」だ。

韓国、日本を訪れるバイデン氏は、初のアジア歴訪先の韓国で、「対アジア演説」を準備しているという。バイデン氏が中国牽制に向けた米国のインド太平洋戦略とビジョンを中国と隣接した韓半島で明らかにし、同盟勢力を糾合する狙いがあるとみられる。

サキ米大統領報道官は27日(現地時間)、「大統領が来月20~24日、韓国と日本を訪問する」と発表した。また、「大統領は、尹大統領、岸田文雄首相と会談を行う」とし、「自由で開放されたインド太平洋に対する確固たる約束と韓国、日本との条約同盟を発展させるだろう」と明らかにした。

特に、「(今回の訪問は)来月12、13日に開かれる米国と東南アジア諸国連合(ASEAN)特別首脳会議を含め1年以上続いているインド太平洋国家との集中的な外交を拡大することになるだろう」と強調した。バイデン氏の韓国、日本訪問の核心議題が、中国牽制に向けてアジア同盟国を糾合する米国のインド太平洋戦略の一環であることを強調したのだ。

このため、バイデン氏は訪韓中にアジア地域に向けた演説を計画しているという。先週、バイデン氏の訪韓に先立ち韓国を訪れた米国側先発隊は、一般聴衆を対象に演説できるソウル市内の主要大学などを候補地として下調べを終えた。

また、韓米首脳会談が尹氏の就任直後に開かれるため、韓米同盟や北朝鮮核問題、経済安全保障などに対する協力メッセージが出されるとみられる。バイデン政権が近く本格化するインド太平洋経済枠組み(IPEF)の参加や韓日関係の改善および韓米日軍事協力の強化なども議題にのぼる可能性が高い。ホワイトハウスの発表後、裵賢鎮(ペ・ヒョンジン)次期大統領報道官は、「尹次期大統領はバイデン大統領が訪韓することに歓迎の意を表した」とし、「韓米同盟の発展と対北朝鮮政策の協力とともに、経済安全保障、地域的・国際的主要懸案など幅広い事案に関して深い協議を行う予定だ」と明らかにした。


崔智善 aurinko@donga.com