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物価が5%近く高騰、13年半ぶりの最大幅

物価が5%近く高騰、13年半ぶりの最大幅

Posted May. 04, 2022 08:51,   

Updated May. 04, 2022 08:51

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4月の韓国国内の消費者物価が4%後半まで高騰し、13年半ぶりに最も大幅に上昇した。ロシアのウクライナ侵攻の長期化で原油価格が50%以上値上がりし、電気料金などの公共料金も物価を押し上げた。原材料価格の不安が続いている上、日常回復で消費が増えかねないため、物価は6%まで上がるだろうという見通しも出ている。26日、新政府で初めて開かれる韓国銀行(韓銀)金融通貨委員会で、基準金利が引き上げられるか注目される。

3日、統計庁によると、先月の消費者物価指数は106.85(2020年=100)で、昨年同月比4.8%上昇した。グローバル金融危機が浮き彫りになった2008年10月(4.8%)以降、13年6ヵ月ぶりの最高の上昇率となる。先月、物価を押し上げたのは、原油価格や外食などの個人サービスだ。ガソリン(28.5%)や軽油(42.4%)、自動車用液化天然ガス(LPG、29.3%)はいずれも大幅に上昇した。

外食などの個人サービスが4.5%、公共サービスが0.7%、賃貸保証金が含まれた家賃は2.0%上昇した。外食は6.6%上昇し、1998年4月(7.0%)以来の最高値だった。統計庁のオ・ウンソン経済動向統計審議官は物価見通しについて、「相当幅の上昇傾向を持続する可能性が非常に高い。しばらく上昇傾向を大きく鈍化させる要因が見えない」と述べた。


世宗市=キム・ヒョンミン記者 kalssam35@donga.com