「ある瞬間から『このステージが最後かもしれない』という気持ちで公演に臨んでいます」
デビュー25周年を迎えたバレリーナのキム・ジュウォン(45)の告白は率直だった。17日、ソウル江南区道谷洞(カンナムグ・トゴクドン)にある公演企画会社で開かれた記者懇談会で、「バレリーナとして身体の老化を語るのは容易なことではないが、年を重ねていることを認めて毎日3時間以上のトレーニングをしながら懸命に鍛えている」と話した。
15年間、国立バレエ団の首席ダンサーとして活躍したジュウォンさんが芸術監督であると同時にダンサーとしてバレエ「レヴェランス」を披露する。来月9から12日まで、ソウル瑞草区(ソチョグ)にある「芸術の殿堂」自由小劇場で上演される作品は、ジュウォンさんのデビュー25周年を記念する公演だ。
公演時間70分間、観客から最も支持されている「バレリーナ」キム・ジュウォンの作品が網羅される。国立バレエ団のデビュー作(1998年)で、ジュウォンさんに舞踊界のアカデミー賞と呼ばれる「ブノワデラダンス」をもたらした「海賊」第2幕の寝室の「パ・ド・ドゥ」をはじめ「ジゼル」の2幕アダージョ、振付師イ・ジョンユンの「瀕死の白鳥」が含まれた。創作振付としては「踵で歩くバレリーナ」がある。ジュウォンさんは、「バレリーナは主につま先を使うが、長い期間踊り続けるうちに、自然に踵を使うようになった話を描いた」とし、「35年間踊りながら感じた断想を表現した」と話した。
父のキム・テクモさんが歌った曲に合わせて、ジュウォンさんが踊る舞台もある。「一度だけ会ってみようか」「枯れ葉のように」の2曲だ。2万5000~4万ウォン。
李知訓 easyhoon@donga.com