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カカオエンター、米ウェブトゥーンとウェブ小説の子会社を合併

カカオエンター、米ウェブトゥーンとウェブ小説の子会社を合併

Posted May. 20, 2022 09:25,   

Updated May. 20, 2022 09:25

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カカオエンターテインメントが、昨年買収した米国のウェブトゥーンとウェブ小説プラットフォームの子会社を合併し、コンテンツを中心とする「ビヨンドコリア」戦略の強化に乗り出す。

カカオエンターテインメントは19日、北米のウェブトゥーン子会社タパスメディアとウェブ小説の子会社ラディッシュメディアを合併すると明らかにした。ラディッシュがタパスを吸収する形であり、新しい合併法人の最高経営者(CEO)は、タパスのキム・チャンウォン代表が務める。法人名はまだ決まっていない。

北米初のウェブトゥーンプラットフォーム「タパス」と2016年に設立されたウェブ小説企業ラディッシュは昨年、カカオエンターテインメントに子会社として編入された。タパスは、月間アクティブユーザー(MAU)が320万人以上と試算され、北米を代表するプレミアムウェブトゥーンプラットフォームに挙げられる。

今回の合併は、タパスとラディッシュが北米で築いてきたストーリーの知識財産権(IP)の力量を結集させ、シナジー効果を創出しようとする決定と分析される。新規合併法人は、タパスとラディッシュはもちろん、ラディッシュが昨年買収したウシアワールドまで3つのプラットフォームを併せ持つ。合併後も3つのサービスは独立的に運営されるが、合併法人のリーダーシップを基に強力なシナジー効果を出すという。

カカオエンターテインメント側は、タパスとラディッシュが現地で構築した10万人規模のクリエイターが、ウェブトゥーンやウェブ小説などの領域にとらわれず、注目を集めるIPを次々と出すものと期待している。合併法人は、オリジナルIPのオーディオコンテンツやメタバース(3次元仮想世界)、代替不可能トークン(NFT)など、さまざまな分野へと拡大にも力を入れる。実際、ラディッシュは、北米市場で急速に成長しているオーディオコンテンツ市場を狙って、今年半ばから主要作品のオーディオブックを披露する予定だ。

カカオエンターテインメントのイ・ジンス代表は、「今回の合併は、プラットフォーム同士の単純な結合を越えて、北米ストーリーテリング産業の進化を導く転換点になるだろう」とし、「タパスとラディッシュ、ウシアワールドの独歩的なIP力量とカカオエンターテインメントの韓国IPを結合させ、強力で持続的なIPの成功事例を作っていきたい」と話した。イ代表は、3年内にグローバル取引額の3倍成長、北米取引額の5000億ウォンの達成という目標を提示した。


金道炯 dodo@donga.com