Go to contents

金恩慧氏、初の女性広域自治体首長ならず 得票率差わずか0.15ポイントで苦杯

金恩慧氏、初の女性広域自治体首長ならず 得票率差わずか0.15ポイントで苦杯

Posted June. 03, 2022 08:49,   

Updated June. 03, 2022 08:49

한국어

京畿道(キョンギド)知事選では、保守系与党「国民の力」の金恩慧(キム・ウンヘ)候補が、最大野党「共に民主党」の金東兗(キム・ドンヨン)候補との手に汗握る接戦の末、惜敗した。尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の全面的な支持を受け、初の女性広域自治体首長に挑戦したが、結果は0.15ポイント差で苦杯をなめることになった。

金恩慧氏は2日午前、京畿道水原市迎華洞(スウォンシ・ヨンファドン)にある与党の京畿道支部ビルに設置された選挙対策委員会の状況室を訪れ、「京畿道知事に当選された金東兗候補にお祝いの言葉を伝える」とし、「京畿道の発展には与野党はない。尹錫悦政府と協治し、良い道政で京畿道民の皆さんにお返しすることを願う」と述べた。

党の一部では、無所属の康容碩(カン・ヨンソク)候補に矢を向ける「康容碩責任論」も噴出した。開票の結果、康氏は金恩慧氏と金東兗氏の標差を超える5万4758票(0.95%)を得た。康氏に投じた保守離脱票が敗北の原因になったと分析している。与党の権性東(クォン・ソンドン)院内代表は2日、YTNラジオ番組に出演し、「結果的に見て、康氏と候補一本化をしていれば、どうなっただろうか」と話した。

金恩慧氏については、敗北したものの善戦したという評価もある。今回の選挙を通じて、京畿道地域での与党の支持を引き上げたということだ。3月9日の大統領選で、京畿道では民主党の李在明(イ・ジェミョン)候補(50.9%)が尹大統領(45.6%)より5.3ポイント得票した。金恩慧氏は議員を辞職して京畿道知事選に出馬したため、尹政府の次期内閣で入閣する可能性もある。


チョ・アラ記者 likeit@donga.com