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ウクライナの首都2地区で爆発、東部ドンバスで激戦

ウクライナの首都2地区で爆発、東部ドンバスで激戦

Posted June. 06, 2022 09:35,   

Updated June. 06, 2022 09:35

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ウクライナの首都キーウ(キエフ)で5日(現地時間)、爆発が起こった。ウクライナ軍当局は、「東部ドンバスだけでなく、全国の主要地域のインフラにロシア軍のミサイル攻撃が続いている」と伝えた。

AP通信などによると、キーウのクリチコ市長は同日、テレグラムを通じて、「東部ドニプロ地区と南東部ダルニツァ地区で爆発があった」とし「1人が入院したが、死者はいない」と明らかにした。ウクライナ軍合同参謀部は、爆発後、「ロシア軍がキーウをはじめ軍事および民間の主要施設にミサイル攻撃を続けている」と発表した。

東部ドンバスの攻防は激しさを増している。ウクライナ軍とロシア軍は4日と5日、ドンバス・ルハンスク州の要衝セベロドネツク付近で激戦を繰り広げた。ロシア軍総参謀部は、「ウクライナ軍がセベロドネツク戦闘で致命的な損失を被って退却している」と発表した。ルハンスク州のハイダイ知事は、「かつて(ロシアに)9割まで掌握されたセベロドネツクの領土のうち2割ほどを奪還した」と反論した。

ロシア軍の兵力1万6千人がドンバスの別の拠点であるドネツク州スロビャンスク地域の総攻勢のために集結し、戦闘はさらに激しくなる見通しだ。特に、精密攻撃誘導弾が不足しているロシア軍が誘導を受けないミサイルを無差別に発射し、民間人の死傷者と民間施設の被害が増えていると、CNNが4日、伝えた。実際、同日ドネツクの各地で数回爆発が起こり、民間人5人が死亡し、約20人が負傷した。ウクライナのゼレンスキー大統領は、「ロシア軍の無差別砲撃で世界文化遺産のスビャトヒルスクのオールセインツ教会が破壊された」とし、「ロシアの侵攻で、第二次世界大戦を耐え抜いた113の教会が被害を受けた」と批判した。


金潤鍾 zozo@donga.com