「北朝鮮、開城工団を無断稼動し制服や衣類などを生産」 自由アジア放送報道

北朝鮮が、開城（ケソン）工業団地内の韓国設備を無断に稼動して制服や内需用の衣類を生産していると、自由アジア放送（ＲＦＡ）が報じた。統一部は、「韓国国民の財産に対する一方的な侵害は、南北間合意の明白な違反であり、いかなる場合でも容認できない」と述べた。

８日（現地時間）、ＲＦＡによると、北朝鮮、黄海北道（ファンヘプクト）の幹部消息筋は、「先週初めに道の被服工業管理局幹部とともに、開城工団内の衣類工場で生産した学生の夏制服の完成品を全てコンテナに載せて黄海北道に戻った」と明らかにした。また、「南朝鮮（韓国）企業が運営した開城工団内の縫製施設や財団設備などを中央の許可を得て３月から稼動している」と伝えた。

統一部関係者は同日、「政府は、開城工団で正体不明の車両を確認し、北朝鮮に質疑した」と明らかにした。


崔智善 aurinko@donga.com