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韓米日、8月に北朝鮮ミサイル探知訓練…6年ぶりに公開実施

韓米日、8月に北朝鮮ミサイル探知訓練…6年ぶりに公開実施

Posted June. 15, 2022 09:32,   

Updated June. 15, 2022 09:32

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韓米日3ヵ国が、8月にミサイル警報訓練および北朝鮮弾道ミサイルの探知・追跡訓練を実施することで合意した。11日にシンガポールで行われた韓米日国防相会談で、この2つの訓練を定例化し、実施の有無を公開することで合意したことによる措置だ。北朝鮮の核・ミサイル脅威に対応するために、韓米日軍事協力が本格的に稼動する。

14日、国防部によると、8月1日から14日まで実施される弾道ミサイル探知・追跡訓練「パシフィック・ドラゴン」に韓米日3ヵ国とオーストラリアが参加する。同訓練は、米主導の多国間海上訓練「環太平洋合同演習(RIMPAC)」の期間中に行われる。ファイブ・アイズ(Five Eyes)に所属するカナダも参加の可能性が高いという。ファイブ・アイズは、米国、英国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドの5ヵ国が参加する機密情報共有の枠組み。

これまで海軍は隔年で実施されたRIMPACに参加してきたが、文在寅(ムン・ジェイン)政権時の2018年と20年には訓練内容が公開されなかった。軍関係者は、「『パシフィック・ドラゴン』の方式および結果を公開した16年の水準で訓練を実施し、内容も公開するものとみられる」と伝えた。

 

さらに、韓米日国防相が正常化することで合意したミサイル警報訓練も、今年8月と11月の2度行われる予定だという。3ヵ国は、16年5月にミサイル警報訓練を初めて実施し、四半期ごとに行うことで合意したが、この数年間、南北雪解けムードが反映して不定期で実施された。訓練を行った時も内容は公開されなかった。同訓練は昨年3回、今年は4月に1度だけ実施された。

これら2つの訓練で、ミサイル迎撃直前の段階までの手続きを点検・習得する。仮想のミサイル発射の情報を受け、韓米海軍と日本の海上自衛隊がこれを探知・追跡し、情報を共有する。過去、北朝鮮は韓米日ミサイル警報訓練に対して、「重大な軍事的挑発行為」、「3国軍事同盟操作の試み」などと反発し、敏感に反応した。


申圭鎭 newjin@donga.com