米プロバスケットボール(NBA)新人ドラフトが翌日に迫った。デイビッドソン大学のイ・ヒョンジュン(22)が2004年の河昇鎮(ハ・スンジン=37)に続き、韓国人としては2番目に夢の舞台に立つために挑戦状を突き付けた。
今回のドラフトでは計58人の選手が指名を受けることになる。30チームが2巡目まで2回ずつ指名できるが、マイアミ・ヒートとミルウォーキー・バックスが昨シーズントレードと自由契約選手(FA)獲得の過程でテンパリング(事前接触)禁止条項を違反し、2巡目指名権を1枚ずつ剥奪された。
デイヴィソン大学3年生のイ・ヒョンジュンは2012~2022シーズン、計34試合に出場し、平均15.8得点、6リバウンド、1.9アシストを記録した。試合当たり平均32.1分プレーし、3ポイントシュート成功率は38.1%でチームの外郭攻撃をリードした。NBA進出を宣言し、ルカ・ドンチッチ(23=ダラス・マーベリックス)の代理人と契約したイ・ヒョンジュンはNBA下部Gリーグのキャンプなどでワークアウトを行い、NBA関係者の前で自身の技量をアピールしてきた。
イ・ヒョンジュンの身長(201センチ)とシュート能力はNBAでも十分通じるレベルだと評価されている。米スポーツ専門メディア「ジ・アスレティック」は17日、イ・ヒョンジュンについて「ムービングシュートを投げることができる長身シューター」とし、「大学舞台で通算39.7%の3Pシュート成功率を記録し、フリースロー成功率も82.3%だった」と好評した。さらに、「全米大学体育協会(NCAA)のアトランティック10カンファレンスでパワーフォワードのようにリバウンドを取るプレーを見せた」と報じた。
指名される可能性については否定的な評価が多い。米ESPNは4月に行ったシミュレーションドラフトで、イ・ヒョンジュンの名前を全体96順位にあげ、「ブリ―チャー・レポート」もイ・ヒョンジュンを88順位と評価した。ディアスレチック所属の専門家たちも、イ・ヒョンジュンの名前を指名順位外の64、66番目に載せた。ジ・アスレティックでNBAドラフトを専門的に取材するSam Vecenie氏は21日に発刊したスカウトリポートで、「これだけの身長で、こういうシュートが投げられる選手はほとんどいない」としながらも、「守備が心配だ。パワーと運動能力が劣るため、NBAで即戦力としては通じそうにない」と厳しい見方を示した。
NBA新人ドラフトは韓国時間で24日午前8時30分、ニューヨークのブルックリンバークレイズセンターで行われる。
金培中 wanted@donga.com