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名唱・安淑善さん、無形文化財「パンソリ春香歌」保有者に認定予告

名唱・安淑善さん、無形文化財「パンソリ春香歌」保有者に認定予告

Posted July. 08, 2022 09:39,   

Updated July. 08, 2022 09:39

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名唱の安淑善(アン・スクソン)さん(73)が7日、国家無形文化財「パンソリ春香歌(チュンヒャンガ)」保有者に認定予告された。

安さんは1979年、国立唱劇団に入団し、元老団員として退職するまで、200作以上の唱劇で春香役を最も多く演じた。春香との格別の縁のためだろうか。安さんは昨年初め、文化財庁に国家無形文化財春香歌保有者に認めてほしいと申し出た。文化財庁は、「安さんのパンソリ春香歌に対する伝承能力と伝承環境、伝授活動への貢献度が優れている」と評価した。

これに先立ち、安さんは1997年に国家無形文化財「伽倻琴散調および並唱」保有者に認定されている。安さんは、30日間の認定予告期間が過ぎ、無形文化財委員会の審議を経て、国家無形文化財パンソリ春香歌保有者に認定されれば、既存の伽倻琴散調および並唱保有資格は解除される。文化財庁は無形文化伝承体系を安定的に維持するため、二つの分野を重複して認めていない。

安さんは1988年、フランス、英国、ドイツなど欧州8ヵ国の12都市でパンソリ公演を行い、名唱入りした。1998年にフランスのアヴィニョン・フェスティバルに韓国人として初めて招待された国楽人でもある。当時、安さんの公演を見たフランスの文化界は、「天上の声」と絶賛した。同年、安さんは韓国の伝統芸術家では初めてフランスの文化芸術功労勲章オフィシエを受けた。世界に国楽を知らせた功労で1999年に玉冠文化勲章を受章した。

全羅北道南原(チョルラブクド・ナムウォン)で生まれた安さんは、9歳の時、叔母で伽倻琴(カヤグム)名人のカン・スンヨン先生などに勧められて国楽に入門した。19歳で上京し、師匠の朴貴姫(パク・グィヒ)名唱(1921~1993)など当代最高の名唱からパンソリ5マダンと伽倻琴並唱を学んだ。

一方、文化財庁は国家無形文化財「歌曲」保有者にイ・ドンギュ氏(75)を、韓国伝統弓矢を作る「弓矢」保有者にキム・ソンラク氏(53)、キム・ユンギョン氏(51)、ユ・セヒョン氏(58)をそれぞれ認定予告した。


イ・ソヨン記者 always99@donga.com