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党員権停止の李俊錫代表「辞任はない」、権性東院内代表「代表代行体制へ」

党員権停止の李俊錫代表「辞任はない」、権性東院内代表「代表代行体制へ」

Posted July. 11, 2022 14:11,   

Updated July. 11, 2022 15:14

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与党「国民の力」の李俊錫(イ・ジュンソク)代表(写真)が、「6ヵ月党員権停止」の懲戒を不服とし、代表辞任を拒否した。党規解釈をめぐって論争が起き、懲戒の重さに対する賛否が分かれる中、党代表の職務をめぐって李氏と権性東(クォン・ソンドン)院内代表が対立しており、次期党代表をめぐる党の内紛が本格化する見通しだ。政権与党の代表が職務権限を失うという初の事態の中、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の支持率は就任2ヵ月で30%台に墜落した。

 

李氏は8日、党倫理委員会の懲戒決定は認められないとし、代表の権限を総動員して対抗する構えだ。李氏はラジオ番組で、「倫理委の懲戒結果の処分権限は党代表にある」とし、「懲戒処分を保留する」と述べた。倫理委の決定に対して再審を請求する一方、懲戒効力停止仮処分を申請するなど法廷争いも辞さない考えも明らかにした。

 

これに対して権氏は、「党憲党規上の党代表職務代行者として、混乱の早期収拾に向けて最善を尽くす」とし、党代表の職務である最高委員会を開いた。李氏の職務が停止したため、党内ナンバー2の院内代表が党代表職務代行を務めるということだ。権氏は同日、李珍福(イ・ジンボク)大統領政務首席秘書官らに会って、党指導体制の方向について話し合った。

 

党内では次期党代表を選出する方式をめぐって、権氏が職務代行体制を維持する案や早期に全党大会を開いて新代表を選出する案、非常対策委員会への転換などのシナリオがすでに出されている。

政権与党の混乱が長引いている間に尹大統領の支持率は下落傾向を続け、就任後初めて30%台に下がった。世論調査機関「韓国ギャラップ」が5~7日に実施した7月第1週の調査で、大統領職務遂行肯定評価は37%となり、1週間前より6ポイント下落した。最高値だった6月第1週の肯定評価(53%)から1ヵ月で16ポイント下落した。


趙東住 djc@donga.com