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NYフィル音楽監督を務めたアラン・ギルバート氏がKBS交響楽団を指揮

NYフィル音楽監督を務めたアラン・ギルバート氏がKBS交響楽団を指揮

Posted July. 13, 2022 09:27,   

Updated July. 13, 2022 09:27

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2014年、ニューヨークフィルハーモニー管弦楽団を率いて来韓したアラン・ギルバート元ニューヨークフィル音楽監督が初めてKBS交響楽団を指揮する。29日午後8時にアートセンター仁川(インチョン)コンサートホール、30日午前11時半にソウル・ロッテコンサートホールで開かれるKBS交響楽団780回定期演奏会だ。ロッテコンサートホール公演はKBS交響楽団創設以来初となる「マチネー」(matinée=昼公演)だ。

ギルバート氏はニューヨークフィルのバイオリニスト団員である両親の間に生まれ、2009年にローリン・マゼールの後を継いでニューヨークフィル音楽監督になり、「初のニューヨーク出身のニューヨークフィル監督」として注目された。8年前、ソウル「芸術の殿堂」コンサートホールで開かれたニューヨークフィル来韓公演では、チャイコフスキー交響曲第5番などを演奏した。2017年、ヤープ・ヴァン・ズヴェーデンにニューヨークフィルの指揮棒を渡し、2019年からドイツのNDRエルプ・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者として在職している。

今回のプログラムはチン・ウンスクの「巻頭曲」とチェリストのキアン・ソルターニが協演するショスタコーヴィチチェロ協奏曲第1番とドヴォルザーク交響曲第8番だ。韓国では初演となる「巻頭曲」はNDRエルプフィルが委嘱した作品。チン・ウンスクは、「西洋音楽史全体を網羅した作品を要求された」と明らかにした。ブラームス、チャイコフスキー、スクリャービン、メシアンなど多くの時代の作曲家たちの旋律を引用した。

ショスタコーヴィチ協奏曲を協演するソルターニは、イラン人の両親を持つ豪州のチェリストで、バレンボイムのウェスト=イースタン・ディヴァン管弦楽団で主席チェロ奏者を務め、ドイツ・グラモフォン(DG)所属アーティストとしてアルバムを発表している。

KBS交響楽団は、「クラシックファンの鑑賞パターンの変化に応えて、初めてマチネー公演を試みることになった。海外オーケストラも週末公演はマチネーが一般的だ。今後、同じ時間帯の公演を頻繁に開催していきたい」と話した。


ユ・ユンジョン文化専門記者 gustav@donga.com