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イカゲームがエミー賞作品賞にノミネート、非英語圏で初

イカゲームがエミー賞作品賞にノミネート、非英語圏で初

Posted July. 14, 2022 09:33,   

Updated July. 14, 2022 09:33

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ネットフリックスの韓国ドラマ「イカゲーム」が、米テレビ界のアカデミー賞とされる「エミー賞」のドラマ部門作品賞にノミネートされた。非英語圏のドラマが作品賞にノミネートされたのは初めて。李政宰(イ・ジョンジェ)などイカゲームの出演俳優4人も、韓国俳優では初めて演技賞候補に名を連ねた。

12日(現地時間)、エミー賞を主管する米テレビ芸術科学アカデミー(ATAS)によると、イカゲームは第74回エミー賞の授賞式で作品賞を含む14部門にノミネートされた。外国語ドラマでは最多部門のノミネートだ。作品賞はこれまで英語で制作されたドラマだけに受賞資格が与えられたが、イカゲームが初めてこの壁を破ったのだ。イカゲームは、「サクセッション」、「ストレンジャー・シングス」、「ベター・コール・ソウル」、「ユーフォニアム」、「オザーク」「セブランス」、「イエロージャケッツ」の7作品と作品賞を競う。

イカゲームで「ソン・キフン」を演じた李政宰は、アジア国籍の俳優で初めて主演男優賞にノミネートされた。李政宰は13日、所属事務所を通じて、「すばらしい俳優たちと名を連ねることができとても光栄だ」とし、「イカゲームを愛してくださる全世界のファンの方々、そして共に汗を流したイカゲームのチームとこの喜びを共にする」と話した。「チョ・サンウ」役を務めたパク・ヘスと「オ・イルナム」を演じたオ・ヨンスはドラマ部門助演男優賞にノミネートされ、受賞を競うことになった。「カン・セビョク」を演じたチョン・ホヨンはドラマ部門助演女優賞に、「ジヨン」役のイ・ユミも女優端役賞にノミネートされた。

ドラマの演出と脚本を務めた黄東赫(ファン・ドンヒョク)監督(写真)も、韓国人初のドラマ部門監督賞と脚本賞にノミネートされた。黄氏は、ネットフリックスを通じて、「イカゲームのエミー賞ノミネートを機に、言語と文化の障壁を越え、全世界がコンテンツを楽しみ理解できる機会の扉がさらに開かれることを望む」と話した。

 

イカゲームの受賞の可能性が有力視されている。AP通信は、「HBOのドラマ、サクセッションが今年のエミー賞レースで最多ノミネート作に選ばれたが、イカゲームという強力なライバルに出会うことになった」と報じた。ネットフリックスの最大興行作となったイカゲームは、ゴールデングローブ、全米映画俳優組合賞(SAG)、クリティクス・チョイス・アワードなどで賞を席巻している。

第74回エミー賞の授賞式は9月12日に開催され、NBC放送を通じて中継される。


キム・テオン記者 beborn@donga.com