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3人に新しい命を送って逝った三兄妹の母

3人に新しい命を送って逝った三兄妹の母

Posted July. 16, 2022 09:18,   

Updated July. 16, 2022 09:18

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奉仕を実践して生きてきた三兄妹の母親が命を分け与えて息をひきとった。韓国臓器提供機構(KODA)は15日、ホ・ミギョンさん(54)が7日、肺と2つの腎臓を提供して3人の患者に新たな命を贈って亡くなったと明らかにした。

KODAによると、ホさんは3日、夕食を終えて家族と話をしていた時、突然倒れた。すぐに病院に搬送されたが、脳死状態に陥った。家族はホさんが生きる望みがないと言われ悲しんだが、2019年5月に「最期の瞬間に命を助けることをしたい」と臓器提供に登録したホさんの意思を実現するために提供に同意した。

ホさんは全羅南道順天市(チョルラナムド・スンチョンシ)で4男3女の長女に生まれた。周囲の人によると、息子と2人の娘に献身的な母親であり、夫とは散歩を楽しんだという。遺族は、ホさんが平素、介護施設で食事を作り、知的障害者のケアをするなど奉仕を実践してきたと伝えた。ホさんの末娘は、「夢に出てきて、美しい姿を見せてください」と母親に最後の別れを述べた。


趙健熙 becom@donga.com