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国会議長が与野党に改憲を提案、与党は「議論するタイミングではない」

国会議長が与野党に改憲を提案、与党は「議論するタイミングではない」

Posted July. 18, 2022 09:18,   

Updated July. 18, 2022 09:18

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金振杓(キム・ジンピョ)国会議長は制憲節(憲法記念日)の17日、「国民統合型改憲を推進しよう」と述べ、再び改憲の必要性を提示した。しかし、政権与党の「国民の力」は直ちに、「今は改憲を議論するタイミングではない」と反対を明確にした。

金議長は同日、ソウル汝矣島(ヨイド)の国会で開かれた74周年の制憲節(憲法記念日)の記念式典で、「対立の政治を越えて協力の新しい憲政時代を開いてこそ、大韓民国が前進でき、国民の暮らしも守ることができる」とし、「その出発は改憲だ」と述べた。その上で「改憲の議論がブラックホールのようにすべてを吸い込んで、国政運営に支障をきたすのではないかと懸念する声もある」とし、「国民のエネルギーを一つに集めて未来の扉を開く新しいやり方の改憲、国民統合型の改憲を推進しよう」と提案した。金議長は、このために専門家らが参加する改憲諮問会議を議長直属に設置する考えを明らかにした。

国会の代表的な改憲論者とされる金議長は、政治家として改憲の必要性を主張してきた。今月初めの就任演説でも、「5・18民主化運動精神の憲法前文への収録や帝王的大統領制の弊害を克服するための権力構造の再編もこれ以上先送りできない」とし、改憲に意欲を示した経緯がある。金議長は、大統領の重任制とともに、大統領の権限を縮小する分権型改憲の必要性を主張してきた。

金議長の提案に対して、与野党の反応は分かれた。与党の権性東(クォン・ソンドン)党代表職務代行兼院内代表は、「今は政権初期であるため、政府が国民に新しい政策、新しい力を吹き込む時期だと思う」とし、「改憲特別委員会が設置されれば、すべての焦点はそこに吸い込まれる可能性があり、あまり役に立たないと思う」と述べた。さらに「(改憲は)一つの分野だけに集中して決断しなければならないと思うし、基本権のすべての条項から最後までやろうとすれば、場を広げるだけで収束のつかない局面を招くことになりかねないと感じている」と悲観的な見方を示した。

一方、最大野党「共に民主党」の禹相虎(ウ・サンホ)非常対策委員長は、「改憲特委の提案に同感する」とし、「与野党間でよく話し合って改憲特委を作り、新しい時代精神を具現する憲法に改正されることを願う」と話した。


ホ・ドンジュン記者 チョ・アラ記者 hungry@donga.com · likeit@donga.com