Go to contents

リヴァプールでのビートルズコンサートに招待、韓国のビートルズ献呈バンド「ジ・アップルズ」

リヴァプールでのビートルズコンサートに招待、韓国のビートルズ献呈バンド「ジ・アップルズ」

Posted July. 20, 2022 09:19,   

Updated July. 20, 2022 09:19

한국어

17日午後8時、ソウル麻浦区(マポグ)にある合奏室「アビーロード」からは、ビートルズの歌が流れていた。「行こう!」という力強い声とともに、「A Hard Day’s Night」で始まった合奏は、ビートルズが完全体として披露された最後のライブ公演「ルーフトップコンサート」の演奏曲として有名な「Don't Let Me Down」、ジョージ・ハリスンのギターリフ(Riff・強烈なメロディパターン)が観客を圧倒する「While My Guitar Gently Weeps」まで吹き荒れた。

合奏室で呼吸を合わせていた彼らは、ビートルズ・トリビュート(献呈)バンド「ジ・アップルズ」。メンバーは、ポール・マッカートニー役の精神健康医学科専門医兼放送人の表鎭仁(ピョ・ジンイン、55)とジョン・レノン役の数学講師イ・ジョンミン(49)、ジョージ・ハリスン役の医療機器研究員のイ・ドゥヒ(39)、リンゴ・スター役のドラマー・パク・ソジュ(43)だ。彼らは、ビートルズという共通分母一つで10年間活動してきた。

アップルズは、来月24日から30日まで英国リヴァプールで開かれる「International Beatleweek2022」(ビートルウィーク)の舞台に立つ。40年の歴史を持つビートルズ・ウィークには、世界の約2万人のビートルズファンだけでなく、ポール・マッカートニーの弟マイク・マッカートニーなど、ビートルズの家族も訪れる。ジ・アップルズは、ビートルウィークに招待された60あまりのバンドのうち、唯一の韓国バンドだ。

「キャヴァーン・クラブ(ビートルズがデビューしたクラブ)の舞台に立つのが、中学生の時からバケットリストだった。挑戦してみようという考えで、キャヴァーン・クラブに僕たちのソーシャルネットワークサービス(SNS)アカウントと舞台映像を送り、クラブが提案を受け入れた」(イ・ドゥヒ)

アップルズがビートルウィークに招待されたのは、2019年に開かれたビートルズループトップコンサート50周年記念公演の功が大きい。韓国国内のある放送局が、放送局ビルの屋上で記念公演を開いたが、アップルズが招待されたのだ。ポール・マッカートニーのひげ、ジョン・レノンの黄土色の毛皮コートまでそのまま再現した。

「ラジオ番組に出演したことを機に、プロデューサーから屋上公演に招かれ、屋上公演の映像でビートルウィークまで行くことになった。ビートルウィークは、またどんな偶然につながるか期待される」(パク・ソジュ)

アップルズは4日間、8回舞台に立つ。ランニングタイムは45分。40分間の公演を2回続けて行ったこともあるが、4日間連続で公演するのは、今回が初めてだ。アップルズにとって、キャヴァーン・クラブは最終目的地ではない。

「ビートルズ後期には、オーケストラ協演曲が多い。いつかは40〜50人のオーケストラときちんと『A day in the life』のようなものすごい曲を演奏したい」(表鎭仁)


金哉希 jetti@donga.com