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Kリーグで進化し続ける李昇祐、「個性が強ければファンは楽しい」

Kリーグで進化し続ける李昇祐、「個性が強ければファンは楽しい」

Posted July. 20, 2022 09:17,   

Updated July. 20, 2022 09:17

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「僕みたいな個性の強い選手がKリーグにもっと多く出てきてほしいですね」

プロサッカー、Kリーグ1(1部リーグ)水原FCの李昇祐(イ・スンウ=24)は、今季に断然話題の中心にいる。ゴールを決めても、パフォーマンスをしても、記者会見をしても注目が集まる。今季にリーグ戦22試合で10ゴールを決めて得点ランキング5位だ。チームはリーグ6位。

先日ソウル市内のホテルでインタビューに応じた李昇祐は、「良い雰囲気の中でプレーしているので、チーム成績はもちろんのこと個人成績も良い結果をだしているようだ」とし、「僕について個性が強いと言うけど、越えてはならない線と規則はある。プレースタイルも個性が強ければファンの立場からすれば見る楽しさがあると思う」と話した。

昨年12月、水原FCのユニホームを着た時は、李昇祐には期待感よりは不安に思う向きが多かった。紆余曲折に富んだ道を歩んできたからだ。2011年にスペインの名門FCバルセロナの下部組織に入団した李昇祐は勢いに乗った。

2014年にタイで開かれたアジアサッカー連盟(AFC)U-16選手権はハイライトだった。李承祐は4試合連続ゴール(5ゴール4アシスト)で韓国を決勝に導いた。日本との準々決勝で50メートル以上をドリブルしながら、DF3人とGKを交わしてゴールを決め、国内外で大きな注目を集めた。

李昇祐は2017年、イタリアのヴェローナに移籍して主力として活躍し、トップチームに無事定着した。しかし2019年、ベルギーのシント=トロイデンに移籍してからは、殆ど試合に出る機会が得られず、競技力が大きく落ちた。李昇祐は「ベルギー時代は大変だった。自分にできることがなかったし、自分自身にもすまなかった」と話した。

李昇祐のKリーグ1での活躍は海外でも注目している。最近、イタリアのメディアは、「李昇祐は欧州を離れたが、サッカーとは別れていない。韓国で生まれ変わっている」と報じた。最近目立って進化している競技力について、李昇祐は「サッカーは1日や2日練習したからといって上達するスポーツではない。地道さがなければならないのだが、自分の最近の競技力もその地道さの結果だ」と話した。その上で「今季を負傷なしに終えるのが最大の目標だ。もっと多くの得点とアシストを記録したい。チームがAFCチャンピオンズリーグに出れるよう頑張りたい」と語った。

今季を自分の年にしている李昇祐だが、どうしても気になるのは代表チームだ。李昇祐は2018年ロシア・ワールドカップ(W杯)を控えて電撃的に抜擢され、グループリーグ2試合で後半に交代出場した。しかし、2019年6月のイランとの親善試合を最後に太極(テグク)マークをつけることがなかった。26人のうち25人が国内組で組まれた2022東アジアE-1サッカー選手権の代表メンバーにも選ばれなかった。李昇祐は、「何が問題で代表メンバーに選ばれないのか分からない」とし、「自分が完璧な選手だとは思っていないので、練習の時も試合の時もどこを補うべきか、常に悩んでいる。守備にももっと積極的に関わろうと努めている」と話した。2022年カタールW杯でなくても、W杯舞台で再びプレーしたい気持ちは切実だ。李昇祐は、「W杯を経験するということは、どんな言葉でも言い表せない胸いっぱいになる感じだ。W杯に出場できるのなら、どんな役割でも構わない」と話した。

もう一度ヨーロッパに出たい気持ちはないのだろうか。李昇祐は「韓国舞台に来たばかりだ。しばらくは欧州進出のことは考えないで、水原FCに集中したい」と語った。


キム・ジョンフン記者 hun@donga.com