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「東南アジア3大麻薬王」ベトナムで逮捕し韓国へ送還

「東南アジア3大麻薬王」ベトナムで逮捕し韓国へ送還

Posted July. 20, 2022 10:44,   

Updated July. 20, 2022 10:44

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東南アジアで逃避生活をし、国内に麻薬を密輸していた組織のトップのキム容疑者(47)が17日、ベトナムで逮捕された。キム容疑者は、「東南アジア3大韓国人麻薬王」と呼ばれている。

警察庁は19日、「検挙支援チームをベトナムに派遣し、ベトナム公安部と捜査協力をした結果、17日、キム容疑者をホーチミンで検挙し、今日国内に強制送還した」と明らかにした。警察は2019年6月、国際刑事警察機構(インターポール)を通じてキム容疑者を国際手配し、ベトナム公安部と約3年間、捜査協力をしてきた。

警察によると、キム容疑者は2018年からオンラインメッセンジャー「テレグラム」を利用して国内の売人や購入者にヒロポンや合成大麻などを売った容疑を受けている。キム容疑者は全国13の警察署で、麻薬流通の疑いで指名手配されていた。キム容疑者から麻薬を受け取り、国内に売った共犯者は約20人にのぼる。キム容疑者が、国内で売った麻薬のうち警察捜査で確認されたものだけで70億ウォン相当だ。警察は、実際の流通量ははるかに多いと見て、捜査を通じて正確な流通規模を明らかにする考えだ。

キム容疑者は、「東南アジア3大韓国人麻薬王」の中で唯一検挙されていなかった。「テレグラム麻薬王」と呼ばれたパク受刑者(44)は2020年10月、フィリピン現地で検挙され、収監されている。「脱北麻薬王」チェ容疑者(33・女)はカンボジアで逮捕され、今年4月に国内に送還された。キム容疑者はパク受刑者、チェ容疑者にも麻薬を供給したとされる。

カン・ギテク警察庁インターポール国際協力課長は、「今後も国際捜査協力を強化していく」と述べた。


キム・ギユン記者 pep@donga.com