北朝鮮ハッカーが米病院を攻撃、米司法省が身代金「50万ドル」押収
Posted July. 21, 2022 09:05,
Updated July. 21, 2022 09:05
北朝鮮ハッカーが米病院を攻撃、米司法省が身代金「50万ドル」押収.
July. 21, 2022 09:05.
by シン・アヒョン記者 abro@donga.com.
北朝鮮政府が支援するハッカー組織が新型ランサムウエアを使って米国の病院を攻撃し、50万ドル(約6億5千万ウォン)を窃取したことが確認された。米政府系放送局のボイス・オブ・アメリカ(VOA)によると、米司法省のモナコ司法副長官は19日、ニューヨークのフォーダム大学で開催された国際サイバー安全対策会議で、「北朝鮮ハッカーがカンザス州とコロラド州の病院2ヵ所から窃取した50万ドルを今年5月に押収した」と明らかにした。ハッカーは昨年5月、カンザス州の病院の医療記録や医療装備の情報が含まれたサーバーを暗号化して、暗号を解除するのと引き換え委に身代金を要求し、「48時間以内に支払わなければ金額を2倍に引き上げる」と脅迫した。病院側は10万ドル(約1億3千万ウォン)をビットコインで支払った後、米連邦捜査局(FBI)に通報した。モナコ氏は、「病院は身代金要求に屈するか、医療が提供できなくなるかの困難な選択を迫られた」とし、「直ちに金の移動を追跡したFBIが、仮想貨幣の現金化を手助けする中国のマネーロンダリング(資金洗浄)業者を捜し出した」と述べた。モナコ氏は、ハッカーが利用したランサムウエア「マウイ」は「FBIと司法省の検事たちが一度も見たことのないタイプ」だったと話した。米当局は今年4月、ハッカーの口座を突き止め、コロラド州の病院が支払った12万ドル(約1億6千万ウォン)も押収した。サイバー安全対策会議でFBIのクリストファー・レイ長官は、「ランサムウエア攻撃は現金恐喝が目的のサイバー犯罪だったが、今や(攻撃対象国を)破壊しようとする敵対的政府が多く起こしている」とし、「北朝鮮は、国家を装ったサイバー犯罪組織」と指摘した。
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北朝鮮政府が支援するハッカー組織が新型ランサムウエアを使って米国の病院を攻撃し、50万ドル(約6億5千万ウォン)を窃取したことが確認された。
米政府系放送局のボイス・オブ・アメリカ(VOA)によると、米司法省のモナコ司法副長官は19日、ニューヨークのフォーダム大学で開催された国際サイバー安全対策会議で、「北朝鮮ハッカーがカンザス州とコロラド州の病院2ヵ所から窃取した50万ドルを今年5月に押収した」と明らかにした。
ハッカーは昨年5月、カンザス州の病院の医療記録や医療装備の情報が含まれたサーバーを暗号化して、暗号を解除するのと引き換え委に身代金を要求し、「48時間以内に支払わなければ金額を2倍に引き上げる」と脅迫した。病院側は10万ドル(約1億3千万ウォン)をビットコインで支払った後、米連邦捜査局(FBI)に通報した。
モナコ氏は、「病院は身代金要求に屈するか、医療が提供できなくなるかの困難な選択を迫られた」とし、「直ちに金の移動を追跡したFBIが、仮想貨幣の現金化を手助けする中国のマネーロンダリング(資金洗浄)業者を捜し出した」と述べた。モナコ氏は、ハッカーが利用したランサムウエア「マウイ」は「FBIと司法省の検事たちが一度も見たことのないタイプ」だったと話した。米当局は今年4月、ハッカーの口座を突き止め、コロラド州の病院が支払った12万ドル(約1億6千万ウォン)も押収した。サイバー安全対策会議でFBIのクリストファー・レイ長官は、「ランサムウエア攻撃は現金恐喝が目的のサイバー犯罪だったが、今や(攻撃対象国を)破壊しようとする敵対的政府が多く起こしている」とし、「北朝鮮は、国家を装ったサイバー犯罪組織」と指摘した。
シン・アヒョン記者 abro@donga.com
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