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統一部、「北朝鮮が非核化を受け入れた時は、安全保障など大胆な提案」

統一部、「北朝鮮が非核化を受け入れた時は、安全保障など大胆な提案」

Posted July. 23, 2022 09:30,   

Updated July. 23, 2022 09:30

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尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が22日、「北朝鮮が実質的な非核化を受け入れた場合に提示する大胆な提案について現実性のある案を詳細に準備するよう望む」と明らかにした。尹大統領は同日、権寧世(クォン・ヨンセ)統一部長官から業務報告を受けた席でこのように指示した。尹大統領は5月の就任演説でも、「北朝鮮の経済と住民の暮らしを画期的に改善できる大胆な計画を準備する」と明らかにした。

尹大統領が言及した「大胆な計画」には、北朝鮮に対する経済協力や安全保障案などが含まれると統一部は伝えた。統一部当局者は、「北朝鮮が核開発の大義名分とするのが安全保障問題」とし、「北朝鮮への経済支援だけでなく、(北朝鮮が)これまで懸念を表明してきた安全保障分野の事項まで解消する案を含めるということ」と述べた。また、「核開発の必要を感じない水準で提示する計画だ」と付け加えた。安全保障方案には、韓半島平和協定の締結や軍事的信頼構築、軍備統制などの内容が包括的に検討されるという。

ただし政府は、まだ北朝鮮が挑発を続けているうえ、今回の案は非核化措置に対する「段階的」履行案であるとして、急がない考えだ。権氏も同日、尹大統領に、「先に非核化、またはビッグディール式の解決でなく非核化と相応の措置の段階的同時的履行」と報告した。今回の業務報告では、「脱北漁民の送還事件」と関連して尹大統領の特別な指示や言及はなかったという。

李鐘燮(イ・ジョンソプ)国防部長官も同日、尹大統領に業務報告をした。業務報告には、2017年を最後に廃止された乙支(ウルチ)フリーダム・ガーディアン(UFG)合同軍事演習が、「自由の盾」という意味の乙支フリーダム・シールド(UFS)に名称を変えて来月、下半期合同軍事演習から復活する内容が含まれた。また、文在寅(ムン・ジェイン)政府で南北関係を考慮して中止された連隊級以上の合同野外機動演習も来年から再開される。軍関係者は、「毎年の前・後半期合同軍事演習で、米空母が参加する合同空母強襲演習、韓米海兵隊の大規模上陸演習などが実施されるだろう」と伝えた。

 

国防部によると、北朝鮮全域を攻撃できる「玄武-4」のような高威力・超精密ミサイルの数を増やし、特殊戦部隊の浸透・攻撃能力など大量反撃報復(KMPR)能力も拡張する。

 

尹大統領は李氏に、北朝鮮の核の脅威に対応するために、ミサイル防衛システムを精密かつ効率的に構成することに万全を期す一方、大統領選の公約だった(2025年までに)兵士の給料を200万ウォン以上にすることを支障なく推進するよう指示した。


シン・ジンウ記者 ユン・サンホ軍事専門記者 niceshin@donga.com