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与党、警察の集団行動に「下剋上」と厳重対処方針…野党は「全斗煥政権式の警告」と反発

与党、警察の集団行動に「下剋上」と厳重対処方針…野党は「全斗煥政権式の警告」と反発

Posted July. 25, 2022 09:40,   

Updated July. 25, 2022 09:40

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与野党が週末、行政安全部傘下の警察局の新設に反対して開かれた全国警察署長総警会議をめぐって衝突した。与党「国民の力」は「警察の下剋上」とし、「集団行動に厳重に対処しなければならない」と述べた。一方、最大野党「共に民主党」は、会議を主導したリュ・サムヨン蔚山(ウルサン)中部警察署長(総警)が自宅待機命令を受けたことに対して、「全斗煥(チョン・ドゥファン)政権式警告」と強く反発した。与党は警察を前政権の、野党は警察を現政権の「忠犬」と非難しており、25日に始まる尹錫悦(ユン・ソクヨル)政府初の対政府質問で、警察局の設置をめぐる論議が争点に浮上する見通しだ。

与党の朴亨修(パク・ヒョンス)院内報道担当は23日、論評で、「新政府が法と原則に則って展開する行政に対して、署長が上部の指示に背いて集団行動をしたことに再び遺憾の意を表する」とし、政府の厳重対処を求めた。院内代表を務めた金起炫(キム・ギヒョン)議員もフェイスブックに、ドゥルキング事件と高位公職者犯罪捜査処(公捜処)処長候補のタクシー運転手暴行事件に触れ、「前政権の忠犬役をした政治警察指導部と、不法と過剰な忠誠に沈黙した警察構成員は過去の誤りを反省し、地に落ちた国民の信頼の回復を模索することが道理」と猛攻を浴びせた。警察出身のイ・チョルギュ議員も、「法体系を無視して集団行動するなら、国民は容認しないだろう」と述べた。

一方、民主党はリュ氏の自宅待機命令に強く反発し、尹熙根(ユン・ヒグン)警察庁長官候補と李祥敏(イ・サンミン)行政安全部長官に責任を問うと警告した。同党の禹相虎(ウ・サンホ)非常対策委員長は24日、国会で記者懇談会を開き、「警察の中立性のために勇気を出した警察署長らに制裁が加えられれば、民主党は座視しない」とし、「警察庁長官候補の聴聞会で扱う」とした。また「平検事会議はできるのに、なぜ警察署長会議はだめなのか」とも述べた。

行政安全部長官に対する解任建議および弾劾を主張する声も続いた。尹錫悦政権警察掌握阻止対策団の徐瑛教(ソ・ヨンギョ)団長は同日、国会で記者会見を行い、「長官が政府組織法を違反する行為をした場合、憲法と法律に弾劾できる措置がある」と述べた。党代表候補の姜炳遠(カン・ビョンウォン)議員はフェイスブックに、「李長官解任建議案を発議する」とし、来週にも解任建議の議決が可能だと主張した。

他の党代表候補も一斉に加勢した。李在明(イ・ジェミョン)議員は同日、フェイスブックに、「退行的な警察掌握の試みを止めなければならない」と題する書き込みをし、「警察公務員の志気を下げる自宅待機命令から取り下げよ」と主張した。朴用鎮(パク・ヨンジン)議員は、「尹政府の意図どおりなら、警察は『尹核関(尹大統領の核心関係者)』の『忠犬』に転落することになる」と述べた。


金志炫 jhk85@donga.com