今週から本格的な真夏の猛暑が始まる。気象庁は24日、韓半島の南側から上がってくる亜熱帯性北太平洋高気圧が27日、韓半島の上空を完全に覆い、今年の梅雨が明ける予定だと発表した。
予報どおり27日に梅雨が明けたら、今年の梅雨の期間は平年並みとはいえ、少し長くなるものと見られる。1973年に全国規模の気象観測が始まって以来、梅雨の平均開始日は6月23~25日、終了日は7月24~26日で、梅雨の期間は平均31日ないし32日だった。今年の梅雨は6月23日に始まり、7月27日までで、総梅雨期間は35日となる。
27日午後までは、全国各地に断続的ににわか雨が降る地域があるだろう。気象庁は25日午後、慶尚北道・慶尚南道(キョンサンブクド・キョンサンナムド)、26日午後は全羅北道(チョンラブクド)・慶尚南道・光州(クァンジュ)、27日午後は首都圏・江原嶺西(カンウォン・ヨンソ)・忠清南道(チュンチョンナムド)・全羅北道の一部の地域ににわか雨が降る恐れがあると予報した。
27日からは、韓国は、亜熱帯性気団である北太平洋高気圧の影響圏に入ることになる。熱くて湿った空気が韓半島上空の低層と高層を完全に掌握し、まるで「ヒートドーム」に入ったような真夏の蒸し暑さが始まるものと見られる。今年の梅雨期間が平年並みの水準だっただけに、暑さがどれほど長く、ひどいかはもう少し見守らなければ分からないと、気象庁は明らかにした。観測史上最悪の暑さが猛威を振るった2018年には、梅雨が早く明けて(中部基準で7月11日)、真夏の蒸し暑さが長く続いた。
李美智 image@donga.com