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ハンガリー首相「人種が混ざった国は国ではない」

ハンガリー首相「人種が混ざった国は国ではない」

Posted July. 26, 2022 08:37,   

Updated July. 26, 2022 08:37

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欧州の代表的な極右的国家首班であるハンガリーのオルバン首相(写真)が、「欧州人と非欧州人が混ざった国は国家ではない」と述べ、人種主義の論議が起きている。

24日、英紙ガーディアンによると、オルバン氏は前日、ルーマニアを訪問して演説し、「私たちは一つの人種であり、人種が混ざることを望まない」とし、このように述べた。オルバン氏は移民問題などで人種主義を表現してきたが、今回の発言は特に露骨であり、ハンガリー内外で反発が強い。

ハンガリーの野党「モメンタム」のチェフ・カタリン議員は、「オルバン氏の演説は、私たち皆が忘れたいと思っている時代(ナチスドイツ時代)を思い出させ、驚愕した」とし、「この政権の真の姿を見せた」と批判した。ルーマニアでも激昂する反応が出てきた。アリン・ミトゥチャ議員は、ツイッターに、「欧州の中東部のように(様々な民族が)混ざった地域では、民族や人種の『純度』を論じることは妄想で危険だ」とし、「オルバン氏もそうだ」と指摘した。

オルバン氏は、今年4月のハンガリー総選挙で勝利して連続4期目の続投に成功し、2026年まで政権の座に就く。移民を拒否するなど反移民政策を展開してきた。ハンガリーは、北大西洋条約機構(NATO)加盟国だが、オルバン氏は親ロシアが明確だ。今年2月にロシアがウクライナを侵攻する直前、モスクワを訪れてプーチン大統領と会談した。


趙은아 achim@donga.com