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FRBまたジャイアントステップ、米2.5%vs韓国2.25%で金利が逆転

FRBまたジャイアントステップ、米2.5%vs韓国2.25%で金利が逆転

Posted July. 29, 2022 09:31,   

Updated July. 29, 2022 09:31

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米中央銀行である連邦準備制度(FRB)は、インフレ圧力を下げるために、先月に続き2ヶ月連続で基準金利を0.75%ポイント引き上げる「ジャイアントステップ(giant step)」に踏み切った。これにより、米基準金利は2.25~2.50%に上昇し、韓国基準金利(2.25%)より高くなった。韓米金利の逆転は、2020年2月以降2年5ヵ月ぶりのことであり、資本流出の可能性など韓国経済にも相当な波紋が予想される。

FRBは27日(現地時間)、基準金利を決定する連邦公開市場委員会(FOMC)を開き、出席者の全員一致で0.75%ポイントの引き上げを決定した。2回連続の0.75%ポイントの引き上げは、1980年以降42年ぶりのことであり、出席者全員一致の金利決定も2005年以降初めてだ。

特に、FRBは、相次ぐ金利引き上げにもインフレ圧力は依然として残っているとし、次のFOMCが開かれる9月にもジャイアントステップに踏み切る可能性を示唆した。FRBのジェローム・パウエル議長は、「米失業率はあまりにも低く、インフレは高すぎる」とし、引き上げの基調を継続する意向を明らかにした。ただ、28日に発表される米国の第2四半期(4~6月)の成長率が、第1四半期(1~3月)に続き、2期連続でマイナスになる可能性も排除できず、FRBの急激な金利引き上げが景気低迷を煽っているという批判も続くものとみられる。

ただ、ジャイアントステップはすでに予告された行事だという評価を受け、同日ニューヨーク株式市場と28日の韓国株式市場はいずれも上昇した。ウォン相場も1ドル=17.2ウォン高ドル安が進み、1ドル=1296.1ウォンで取引を終えた。


朴民優 minwoo@donga.com