「スマイルジャンパー」禹相赫(ウ・サンヒョク=26、国軍体育部隊)が韓国選手では初めて世界陸上連盟の世界ランキング1位に上がった。
世界陸上連盟は29日、公式ホームページに種目別の世界ランキングを発表した。男子走り高跳びでは禹相赫が2021年9月14日から世界ランキング1位になったジャンマルコ・タンベリ(30・イタリア)を抜いて初めて頂点に立った。今回の世界ランキングは26日までの試合を基準とする。禹相赫は今年1月4日の世界ランキングで10位だったが、その後順位を上げ続けた。
世界陸上連盟は最近12ヵ月間、該当選手が高いポイントを獲得した5大会の平均ポイントで世界ランキングを決める。世界陸上選手権やオリンピックなど主要国際大会には加重値が付与される。世界ランキングを上げるためには、12ヵ月間出場した各大会で地道に好成績をあげなければならない。
禹相赫は2月のバンスカービストリツァ室内大会(2m35で優勝)、3月のベオグラード世界室内選手権(2m34、優勝)、5月のドーハ・ダイヤモンドリーグ開幕戦(2m33、優勝)、7月のユジン世界選手権大会予選(2m28、共同1位)、世界選手権決勝(2m35、2位)がこの12カ月で高い点数を得た5大会に選ばれた。禹相赫が得点は1388点で、タンベリー(1377点)より11点高かった。
禹相赫を抜いて世界陸上選手権で2m37で優勝したムタズ・エサ・バルシム(31=カタール)は最近12ヵ月以内に出場した大会が3大会に過ぎず、世界ランキングの算定対象から外された。
禹相赫は来月10日にモナコで、26日にスイス・ローザンヌで行われるダイヤモンドリーグに出場する。その後、9月7日から2日間、スイス・チューリッヒで開かれる2022ダイヤモンドリーグファイナルシリーズに臨む。
金東昱 creating@donga.com