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アーロン・ジャッジ、メジャー史上2番目の最少試合で200本塁打到達

アーロン・ジャッジ、メジャー史上2番目の最少試合で200本塁打到達

Posted August. 01, 2022 08:54,   

Updated August. 01, 2022 08:54

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「裁判官の棒(Judge’s wand)」がこれほど熱いときはなかった。ニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジ(30)がメジャーリーグ史上2番目に少ない試合数で通算200本塁打に到達した。

先月30日(現地時間)、本拠でのカンザスシティー・ロイヤルズ戦に2番・指名打者として先発出場したジャッジは、チームが2-0でリードしていた2回裏2死1塁に、ロイヤルズのジョナサン・ヒーズリ投手(25)を相手に右中間フェンスを越える本塁打を放った。

ジャッジは今季42本目を記録し、アメリカンリーグ2位のヨルダン・アルバレス(30本塁打)には12本、メジャー全体2位のカイル・シュワーバー(32本塁打)には10本差でリードし、本塁打レースで首位を疾走した。

この本塁打は、ジャッジのメジャーリーグ671試合目での通算200号でもあった。メジャーリーグ史上通算200本塁打に到達するのに、ジャッジより少ない出場試合数を記録したのはライアン・ハワード(43=フィラデルフィア・フィリーズ)だけだった。メジャーリーグ史上最少試合(325試合)での100本塁打到達の主人公でもあるハワードは、658試合で通算200本塁打を放った。

ジャッジはこの本塁打で8月になる前に最も多くの本塁打を放ったア・リーグ打者にも名を連ねた。ヤンキースは現地時間で7月に、まだ1試合を残しており、記録はさらに伸びる可能性がある。以前のア・リーグ最多記録は1928年にヤンキース先輩ジョージ・ハーマン(異名ベーブ・ルース=1895~1948)が打ち立てた41本塁打だった。ナショナルリーグに範囲を広げても、7月までジャッジより本塁打が多かったのは、それぞれ45本塁打を放った2001年のバリー・ボンズ(58)と1998年のマーク・マグワイア(59)の2人だけだ。

2017年の52本塁打が個人最多記録であるジャッジは、今季は1試合当たり0.4本の割合で本塁打を放っている。このペースを維持できれば、ジャッジは67本塁打で個人最多記録を塗り替えることになる。メジャーリーグでは、「ステロイド全盛時代」だった2001年にボンズが73本塁打を、サミー・ソーサ(54)が64本塁打を放って以来、21年間シーズン60本塁打打者の命脈が途絶えている。

ジャッジは同日の試合後、「(シーズン60本塁打達成は)まだ分からない。自分はただ最善を尽くして、己惚れずにチームの勝利に貢献できる仕事をしたい」と話した。同日、8-2の勝利を収めたヤンキースは69勝33敗でメジャー全体勝率1位(0.676)の座を守った。


カン・ドンウン記者 leper@donga.com