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韓銀総裁「基準金利は0.25%ずつの引き上げが適切」

韓銀総裁「基準金利は0.25%ずつの引き上げが適切」

Posted August. 02, 2022 08:53,   

Updated August. 02, 2022 08:53

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李昌鏞(イ・チャンヨン)韓国銀行総裁は、基準金利を今後0.25%ずつ引き上げるのが適切だという見解を明らかにした。

李総裁は1日、国会企画財政委員会に出席し、「今後も当分、高い(強い)物価上昇傾向が持続するので、金利引き上げの基調を継続する必要がある」とし、「物価と成長の流れが既存の予測経路から大きく外れないならば、基準金利を0.25%ずつ徐々に引き上げることが適切だろう」と話した。米国は緊縮に拍車をかけているが、現状況ではあえて韓国も「ビッグステップ」(基準金利の0.5%の引き上げ)で対抗する必要はないという意味と解釈される。ただ、李総裁は今後ビッグステップの可否に関する質問には、「可能性を排除できない。物価基調から脱すれば、その時のデータを見て決定する」とし、可能性は残しておいた格好だ。

李総裁の発言は、「漸進的な金利引き上げ」という韓銀の従来の方針を再確認したものだ。李総裁は、史上初のビッグステップに踏み切った先月13日の記者会見で、当分の間、金利は0.25%ずつ引き上げると明らかにしている。韓銀が今年残っている3度の金融通貨委員会で、2~3回0.25%ずつ金利を引き上げると想定すれば、現在2.25%である基準金利の水準は、年末には2.75~3.0%に達することになる。だが、基準金利が2.25~2.50%である米国は、年内に追加のジャイアントステップ(0.75%引き上げ)やビッグステップを予告しており、この場合、韓米基準金利の逆転状況は長期化する恐れがある。

李総裁は現在、韓国経済の状況は景気低迷と物価上昇が同時に発生するスタグフレーションの段階ではないと一線を画した。氏は、「第2四半期(4~6月)の成長率は予測値(0.3%)より高い0.7%となっており、国内景気はそれほど悪化していない」とし、「スタグフレーションだと確答するのは早い」と話した。


パク・サンジュン記者 speakup@donga.com