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2ヵ月連続で6%台の物価上昇、24年ぶり最悪のインフレ

2ヵ月連続で6%台の物価上昇、24年ぶり最悪のインフレ

Posted August. 03, 2022 09:17,   

Updated August. 03, 2022 09:17

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先月の消費者物価の上昇率は6.3%で、2ヵ月連続で6%台の高止まりが続き、24年ぶりに最高値を記録した。特に外食物価は、国際穀物価格の上昇の影響で前年より8.4%上昇し、約30年ぶりに最大幅で上昇した。20%以上も価格が高騰した野菜類と共に、「食卓物価」に赤信号が灯っている。

2日、統計庁が発表した「7月の消費者物価の動向」によると、先月の消費者物価指数は108.74(2020年=100)で、昨年同月比6.3%上昇した。通貨危機による急激なウォン安ドル高で物価が大幅に上昇した1998年11月(6.8%)以来、24年ぶりの最高値となる。農畜水産物と石油類、公共料金、外食などの個人サービスが一斉に上昇し、消費者物価の上昇を主導した。物価上昇率6.3%のうち、工業製品と個人サービスの寄与度が4.96ポイントを占めている。

このうち、農畜水産物の価格は先月の猛暑と梅雨の影響で前年比7.1%上昇し、6月(4.8%)より上昇幅が拡大した。石油類の価格は35.1%上昇し、6月(39.6%)より上昇幅が小幅に鈍化したが、依然として高い水準を維持している。原材料価格が大幅に上昇したことで先月の外食物価は前年比8.4%上昇し、1992年10月(8.8%)以来29年9ヵ月ぶりの最高値を記録した。これに伴い、外食が含まれた個人サービス価格も、前年より6.0%上がった。消費者が価格変動を敏感に感じる144品目で構成された生活物価指数は7.9%上昇し、1998年11月(10.4%)以降、上昇幅が最も高かった。

統計庁の魚雲善(オ・ウンソン)経済動向統計審議官は、「国際穀物価格の上昇など材料費の引き上げと防疫措置の解除にともなう外部活動の増加、対面サービスの好調が消費者物価の上昇に影響を及ぼした」とし、今年の年間物価の上昇率は5%を越える可能性があると明らかにした。政府が今年6月、「新政府の経済政策方向」を発表して明らかにした今年の消費者物価の上昇率である4.7%を越える数値だ。

物価上昇の圧迫が続き、25日に開かれる韓国銀行(韓銀)の金融通貨委員会で基準金利を追加で引き上げる可能性が高くなっている。韓銀は2日、物価状況の点検会議を開き、消費者物価の上昇率は当分6%を上回るだろうと予測した。市場では、7月の消費者物価の上昇率が韓銀の予想水準から大きく外れていないだけに、基準金利を0.25ポイント引き上げる可能性が高いという見通しが出ている。


世宗市=キム・ヒョンミン記者、パク・サンジュン記者 kalssam35@donga.com · speakup@donga.com