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DMZにウイルス蔓延、ネットフリックス映画「カーター」制作報告会

DMZにウイルス蔓延、ネットフリックス映画「カーター」制作報告会

Posted August. 03, 2022 09:16,   

Updated August. 03, 2022 09:16

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「新しい領域のアクション映画だと自信を持って言いたい。ありのままだ」(俳優・周元)

「激しい水墨画のようなアクションを盛り込んだ」(チョン・ビョンギル監督)

ソウル鍾路区(チョンロク)のあるホテルで2日、全世界に5日に公開されるネットフリックスのオリジナル映画「カーター」(写真)の制作報告会が行われ、監督と主演俳優が映画についてこのように要約した。

映画は、非武装地帯(DMZ)で発生したウイルスが蔓延し、北朝鮮はもとより米国まで焦土化するという設定で始まる。南北が治療薬の開発のために協力する中、ソウルのあるモーテルですべての記憶を失った正体不明の男性カーター(周元)が目を覚ます。耳の中の装置を通じて誰かがカーターに、米中央情報局(CIA)武装要員などカーターを追う人々を撃退するよう指示する。指示を拒否すれば、口の中に設置された爆弾を爆発させると脅され、カーターは指示されるがまま任務を遂行する。カーターの任務は、治療薬開発の重要人物である北朝鮮のある少女を捜し出して新義州(シンウィジュ)まで連れていくこと。

映画は導入部からアクションが満載だ。カーターがパンツ姿で鎌を持って風呂場で100人余りと闘うシーンを含め、様々な空間を活用したアクションシーンは難度が非常に高い。アクションシーンは迫力を出すために一度に撮るワンテイクで撮影された。

2017年の映画「悪女」で独創的なアクションシーンを披露し、アクション映画のファンダムを確保したチョン・ビョンギル監督は、ワンテイク撮影について、「一度間違えれば撮り直しになるため、多くの時間と努力を費やした」とし、「汗のにおいがする映画」と説明した。

「人間兵器」カーター役のために周元(チュウォン)は4ヵ月近くアクションの訓練を受けた。周元は、「シナリオを初めて見て『これが可能なアクションなのか』と思った」とし、「撮影現場に行くたびに『今日は何人と闘おうか。何人をケガさせようか』という気持ちで臨んだ」と話した。


孫孝珠 hjson@donga.com