詩を勉強する立場から言えば、「詩は何か」という質問が最も難しい。詩はどんなもので、詩人は誰か。千人が答えたら千個の回答が生じる質問で、一人が千回答えたら百個の回答が生じる質問だ。詩は感情の吐露なのか、難解な韻文なのか。今聞かれると、私は詩は「秘密の墓」と答える。まさにこの詩を根拠にしてだ。
「詩の原理」という文で、エドガー・アラン・ポーは詩を秘密の世界と言う。秘密とは、心の中に確かに存在するものだ。言えないことが秘密だというが、秘密はずっと言葉になって飛び出したがっている。それを密かに盛り込むのが詩だ。心の中の秘密、私だけが知っている秘密、他の人は理解できないが、それにもかかわらずしきりに話したくなる秘密。詩人はこの秘密を見いだす探検家だ。この作品で詩人は、「すべての人に秘密が隠されているのがまさに秘密だ」と話す。
毎日退屈な人生を生きていく私にも、秘密があるだろうか。心が荒廃して貧しくて秘密が宿らないのではないか。このような疑問がする時、詩人は「秘密はある」と話す。私たちが知らない間に、その秘密は私たちの背中に秘められていた。一番低い姿勢になり、一番小さくしゃがんでいるときに肩甲骨が突き出る。いつかはひらひら飛んでいくように、いつかはひらひら飛んでいたように感じられる。肩甲骨を通じて、私たちは何もない人ではないという秘密を知ることになる。
文学評論家