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ウォーターパークで小学生死亡、8分間浮いているのを誰も気づかず

ウォーターパークで小学生死亡、8分間浮いているのを誰も気づかず

Posted August. 22, 2022 08:58,   

Updated August. 22, 2022 08:58

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ウォーターパークで溺れて意識を失った小学校1年生の児童が約40日後に死亡し、警察が捜査している。事故当時、この児童は8分間ほど意識を失って浮いていたが、監視員や一緒に来たテコンドー学院の関係者も気づかなかった。

警察によると、6月25日、江原道洪川郡(カンウォンド・ホンチョングン)のあるウォーターパークで遊びをしていた小学生のA君(7)が溺れ、意識を失った状態で発見され、病院に搬送されたが、41日後の5日、死亡した。監視カメラの画像を分析した結果、A君が造波プールで事故に遭った時刻は午前10時41分で、救助された時刻は10時48~49分だった。ライフジャケットを着用していたA君は、7~8分間うつ伏せになった状態で浮いていたが、誰も気づかなかった。A君が通うテコンドー学院ではなく別のテコンドー学院関係者によって発見されるまで監視員は気づかず、学院関係者が呼んで慌てて駆けつけたという。

当時、ウォーターパークには、A君が通う学院を含め5つのテコンドー学院の児童約160人が団体で遊びに来ていたという。A君が通う学院からは、2人の引率者と約40人の児童が来ていたことが確認された。A君が事故に遭った造波プールは、120センチ以下の子どもは保護者と一緒に利用することになっている。A君の身長は117センチで、保護者がそばにいなければ利用できなかったが、学院関係者はこれを守らなかった可能性がある。

A君の親はメディアのインタビューで、「別のテコンドー学院と合同で多くの児童が行くと知っていたら行かせなかった」とし、「監視員やテコンドー学院の引率者が早く発見してゴールデンタイムを逃さなかったなら、こうなってはいなかっただろう」と話した。

警察は、学院関係者とウォーターパークに対して業務上過失致死や重大災害処罰法違反などの疑いで捜査している。江原警察庁関係者は、「監視カメラの精密分析や目撃者および関係者の話を通じて、正確な事故の経緯を調べている」と話した。


李仁模 imlee@donga.com