尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が本人と妻の金建希(キム・ゴンヒ)氏の名義で約76億4千万ウォンの資産を申告した。2月、大統領選候補だった時に中央選挙管理委員会に申告した金額(約77億4534万ウォン)より1億ウォンほど減少した。
政府公職者倫理委員会は25日、尹大統領と政権発足後に任命・退職した長官・次官級公職者184人の資産登録現況を公開した。尹大統領が申告した資産は預金5億2595万ウォンが全てだった。大統領夫妻が暮らすソウル瑞草区(ソチョク)のアクロビスタアパート(18億ウォン)は金氏の名義で、金氏は49億9993万ウォンの預金も申告した。さらに、金氏は京畿道楊平郡(キョンギド・ヤンピョングン)の林野や倉庫用地の道路など3億1411万ウォンの土地を所有していることを明らかにした。尹大統領は、独立生計維持を理由に親名義の資産は申告しなかった。
大統領室参謀の中で最も多い資産を申告したのは、120億6465万ウォンを申告した金泰孝(キム・テヒョ)国家安保室第1次長だった。金次長の資産は2012年3月、李明博(イ・ミョンバク)政府で大統領府対外戦略企画官を務めた時に申告した資産(約51億8千万ウォン)より70億ウォン近く増加した。金次長は、尹大統領が暮らすアクロビスタアパート(19億4900万ウォン)をはじめ、ソウル永登浦区(ヨンドゥンポク)や瑞草区の商店街など80億ウォン台の建物を申告した。金次長の配偶者は、米ホノルルに10億ウォン台のマンションを所有していることを申告した。金次長の資産の大半は相続資産が増えたことが分かった。
大統領室秘書室では、ソウル江南区(カンナムク)の現代(ヒョンデ)アパートなど約35億ウォン相当の建物など64億4289万ウォンを申告した安祥薰(アン・サンフン)大統領社会首席秘書官が最も多い資産を保有していることが集計された。金大棋(キム・デギ)秘書室長は京畿道城南市(ソンナムシ)のアパートの保証金など計48億1468万ウォンを申告した。このうち非上場株式など証券保有額は4億5174万ウォンだった。
張寬錫 jks@donga.com