バイデン米大統領(写真)が来月、国連総会に出席すると、ホワイトハウスが25日(現地時間)明らかにした。国連総会に招待された尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が出席を決定すれば、5月に続いて8ヵ月ぶりに2度目の韓米首脳会談が実現する可能性が高い。
ホワイトハウスは同日、「バイデン大統領が9月18日にニューヨークを訪れ、国連総会に出席する」と明らかにした。バイデン氏は来月20日に国連総会で演説を行う予定であり、ニューヨーク訪問期間、国連総会に出席した主要国の首脳と会談を行うという。
尹大統領も、就任後初めて国連総会に参加し、演説するものとみられる。国連のグテーレス事務総長は12日に訪韓し、尹大統領に国連総会への参加を要請した。
尹大統領が国連総会に出席すれば、バイデン大統領と2回目の韓米首脳会談を行う可能性が高いとみられている。大統領室関係者は、「尹大統領とバイデン大統領の首脳会談の可能性を早く米国側に打診する予定」と話した。
就任後2度目の韓米首脳会談が開かれれば、北朝鮮核問題とともに半導体など経済協力問題が集中的に議論されるものとみられる。尹大統領が光復節の式典で提案した対北朝鮮「大胆な構想」について米国が支持を表明したことで、北朝鮮の非核化ロードマップに対する具体的な議論がなされるという期待もある。大統領室関係者は、「尹大統領が国連総会で発表した演説文に『大胆な構想』に関する内容が盛り込まれる可能性が高く、現在作成中だ」と話した。
尹大統領とバイデン氏は6月にスペイン・マドリードで開かれた北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に参加したが、会談はしなかった。
ワシントン=ムン・ビョンギ特派員 チョン・ジュヨン記者 weappon@donga.com · aimhigh@donga.com