毎年立秋が過ぎれば、風の温度が変わる。処暑まで過ぎれば、風のにおいも変わる。人も動物なので、このような変化は直感的に分かる。べたつきは涼しさに変わり、もうすぐ新しい季節が来るだろう。
詩を読むには、秋ほど良い季節はない。読みやすいだけでなく、創作するのにも良い季節だ。実りと落花、深まりと別れの季節、最も思索的で哲学的な季節だからだ。それで秋の詩は、まもなく満開になる菊の花ほど多くて選ぶのが難しいほどだ。
もうすぐ訪れる秋、「ようこそ」と両手を広げてこの詩を読む。暑さに気が狂い、私たちは一体どこにいるのか、どこに行っているのかを忘れていた夏は去れ。ふらつく体と精神が落ち着けず、隣の人を傷つけた夏も去れ。私たちはきれいになる必要があり、整頓される必要がある。静かに深まり、じっと高くなる必要がある。そのため、詩人も自然に目を向けた。私たちも詩人に従って秋に会いに行く。
数万の木の葉が間もなく落ちるだろう。いくら欲張っても、時間の流れから自由な生命体はない。人も同じだ。私たちは別々に別れて、いつかは皆死ぬだろう。そのことを考えると、目が覚める。秋がこう聞いている。私たちは誰であり、今何をすべきか。