韓国で4番目に誕生した兪興植(ユ・フンシク)枢機卿(71)の叙任式が27日(現地時間)、バチカンのサンベッドロ大聖殿で行われた。
兪枢機卿は同日、5月に枢機卿に任命された19人の聖職者とともに、フランシスコ教皇の司式の中で叙任式を終えた。他界した金壽煥(キム・スファン)枢機卿や鄭鎭奭(チョン・ジンソク)枢機卿、2014年に叙任された廉洙政(ヨム・スジョン)枢機卿(79)に続き、韓国カトリック教会では4人目の枢機卿だ。兪枢機卿は叙任式の後、「死ぬ覚悟で臨む」と感想を述べた。
枢機卿は、教皇の次の権威と名誉を持つ栄誉ある地位であり、枢機卿団は教会法上、教皇の最高諮問機関だ。80歳未満の枢機卿は、教皇を選出する会であるコンクラーベに出席できる。
1951年に忠清南道論山(チュンチョンナムド・ノンサン)で生まれた兪枢機卿は、大田(テジョン)カトリック大学総長とカトリック大学大田教区長を務め、フランシスコ教皇と直接コミュニケーションできる韓国人聖職者の一人に挙げられる。2014年に教皇の訪韓を導き出し、昨年6月に大司教昇級と同時に教皇庁聖職者部長官に任命された。
金甲植 dunanworld@donga.com