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与党が権性東職務代行体制で新しい非対委発足へ、党内では権氏退陣の声も

与党が権性東職務代行体制で新しい非対委発足へ、党内では権氏退陣の声も

Posted August. 30, 2022 09:06,   

Updated August. 30, 2022 09:06

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与党「国民の力」の大混乱が収拾されるどころか、ますます増幅している。同党は29日、非常対策委員会(非対委)委員長がいない状態で非対委を開き、権性東(クォン・ソンドン)院内代表が非対委員長職務代行を務め、来月の秋夕(チュソク=旧暦8月15日の祝日)の連休前に新しい非対委を発足させることを決めた。しかし、党内では非対委員長職務代行を反対するだけでなく、院内代表退陣まで要求する声が出ている。

同日午前に開かれた非対委で、非対委員は新たな非対委の発足前まで職務を継続することで意見が一致した。朴正河(パク・ジョンハ)非対委首席報道担当は、「非対委員が全会一致でひとまず権院内代表が(党代表職務を代行する)非対委員長職務代行を務め、新たな非対委が発足するまで非対委を牽引することで合意した」と明らかにした。

しかし、すぐに激しい反対が続いた。尹相炫(ユン・サンヒョン)、兪義東(ユ・ウィドン)、崔在亨(チェ・ジェヒョン)の3議員は記者会見を開き、「非対委維持の立場を撤回し、党憲・党規に則って新院内代表を選出し、その院内代表が党代表職務代行を務めるようにしなければならない」と主張した。次期代表候補とされる安哲秀(アン・チョルス)議員もフェイスブックを通じて、「新しい院内代表を選び、(党代表)職務代行体制に戻らなければならない」と主張した。

非対委転換の条件である「党の緊急状況」規定の根拠づくりのための党憲・党規改正も難航している。全国委員会の議長である徐秉洙(ソ・ビョンス)議員は同日、「二度同じ過ちをしてはいけない」とし、党憲・党規改正のために全国委を招集しない考えを明らかにした。

李俊錫(イ・ジュンソク)前代表は同日、法律代理人を通じて、「無効な非対委が任命した『無効職務代行』と『無効非対委員』は党を運営する権限がない」とし、再び可処分申請を出した。李氏は、27日の議員総会で自身に対する早急な追加懲戒が求められたことに対しても、「無理な手法を隠そうとして、また無理な手法に出ている」と指摘した。一方、職務が停止された朱豪英(チュ・ホヨン)非対委員長は同日、裁判所に強制執行停止を申請し、法的攻防は第2ラウンドに入った。

このように終わりの見えない与党の混乱状況に対して、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領はいったん距離を置いた。尹大統領は同日、「党の議員と党員が意見をまとめた結論なら、その結論を尊重するのが正しい」と話した。


チョ・アラ記者 likeit@donga.com