大韓仏教曹渓宗総務院長の円行僧侶など韓国内の7大宗教団体(宗団)指導者らが9月、宗教和合の次元でバチカンを訪れ、ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇に会う。
国内の7大宗団協議体である韓国宗教指導者協議会(宗指協)は31日、「海外聖地巡礼団を設け、13日から21日まで、イスラエルのエルサレムとバチカンなどを巡る計画だ」と明らかにした。
宗指協は、仏教や円仏教、カトリック、プロテスタント、天道教、儒教、韓国民族宗教協議会の7大宗団が参加した協議体。現在、円行僧侶が代表議長を務めている。7大宗団の代表は、巡礼期間中の19日、ローマ教皇庁を訪れ、フランシスコ教皇に会う予定だ。
宗指協の海外聖地巡礼は、宗教間の理解と対話のために2、3年に一度行われてきた。今年は、カトリックが日程を決めた。今回の巡礼には、円行(ウォンヘン)僧侶をはじめ、韓国天主教「主教会の教会一致と宗教間対話委員会」委員長の金喜中(キム・ヒジュン)大司教、キム・ヒョンソン韓国キリスト教総連合会臨時代表会長、ナ・サンホ円仏教矯正院長、ソン・ジヌ儒教成均館長、パク・サンジョン天道教教領、キム・リョンハ韓国民族宗教協議会会長らが参加する。
宗指協のバチカン訪問は、金大司教が4月、7大宗団指導者たちが全羅道(チョンラド)地域を訪問した時に提案したという。フランシスコ教皇は2014年に訪韓した際、曹渓宗の慈乗(チャスン)総務院長や韓国キリスト教教会協議会(NCCK)総務のキム・ヨンジュ牧師ら国内の宗教指導者12人と会ったことがある。
宗指協代表団がバチカンで教皇と会うのは、2010年ベネディクト16世、2017年フランシスコ教皇と会って以来、3度目となる。
金甲植 dunanworld@donga.com