SK・E&Sとクーパン、ケンドールスクエアが、韓国国内では初めて「エコ水素物流センター」の構築に乗り出す。
SK・E&Sは、SKプラグハイバース(SK・E&Sとプラグパワーとの水素事業専門合弁法人)とクーパンフルフィルメントサービス、ケンドールスクエア資産運用が、「エコ水素物流センターの構築および運営事業の推進のための業務協約(MOU)」を交わしたと、1日明らかにした。今回の協約は、忠清南道天安市(チュンチョンナムド・チョンアンシ)のクーパン木川(モクチョン)物流センターに水素フォークリフトを導入し、水素ステーションなどのインフラを造成して「国内1号のエコ水素物流センター」を構築するためのものだ。木川物流センターは現在、ケンドールスクエアの所有で、クーパンが賃借している。水素フォークリフトの場合、1回の充電で8時間の運行が可能で、充電時間は3〜5分前後に過ぎず、業務効率と生産性を大幅に向上させることができると、SK・E&S側は説明した。
SK・E&Sは同日、「H2・MEET2022」で「水素経済と未来を開いていく燃料電池」をテーマにした特別トークショーも開催した。SK・E&Sのチュ・ヒョンウク社長(写真)は歓迎の辞で、「政府は2030年の水素使用量を390万トンと提示したが、これを達成するためには2025年に150万トン規模の水素市場が必要だ」と述べた。氏は続けて、「エネルギーの転換過程で水素産業を国家新成長産業に育成し、グローバル競争力を確保するためには企業投資を促進する政府の『大胆な支援』政策が欠かせない」と強調した。
金昌德 drake007@donga.com