ソ・ヨソプ(26)が韓国プロゴルフ(KPGA)コリアンツアー史上初めて3週連続優勝に挑戦する。
ソ・ヨソプは8日、奈良県KOMAカントリークラブ(パー71)で開幕するKPGAコリアンツアーの新韓東海(シンハン・トンヘ)オープンに出場し、タイトル防衛に臨む。先月28日に終わったボディフレンド・ファントムロボ群山(クンサン)CCオープンで今季初勝利を飾ったソ・ヨソプは、4日に終わったLXチャンピオンシップで2週連続優勝を達成し、今大会まで優勝すれば、8年ぶり4度目の大会2連覇に成功し、3週連続の優勝を果たすことになる。これまでツアーで3連勝(1991年にチェ・サンホ、2000年にチェ・グァンス)はあったが、3週連続優勝はツアー初の大記録だ。
ソ・ヨソプは最近、ショットが好調だ。特にLXチャンピオンシップでは初日から最終ラウンドまで首位を守り切る「ワイヤー・トゥー・ワイヤー」の完全優勝を果たした。ソ・ヨソプは、「優勝すれば自負心を持てるほどの記録になりそうだ」とし、「現在競技力と体調ともに良好だし、初勝利後も油断していないので、2勝まで成し遂げた。今回もうぬぼれることなく、ひたすら試合をどう展開していくべきかに集中したい」と語った。
変数もある。ソ・ヨソプとしては慣れない海外コースは負担だ。大会を主催する新韓金融グループは創立40周年を迎え、グループ設立者である新韓銀行の故イ・ヒゴン名誉会長が作ったKOMAカントリークラブで大会を開く。「南アフリカのゴルフ伝説」ゲーリー・プレーヤーが設計して1980年に開場したKOMAカントリークラブは、2002年に日本プロゴルフ選手権と2019年にジャパンゴルフツアー関西オープンを開催するなど日本関西地域で指折りのコースと評価されている。ソ・ヨソプは5日に現地入りしてコースの下見を行った。
KPGAコリアンツアーとジャパンゴルフツアー、アジアプロゴルフツアーを兼ねた新韓東海オープンにコリアンツアーから40人、日本ツアーから40人、アジアツアーから40人など外国人選手が出場するのも変数だ。シーズン2勝で賞金ランキング1位を走る比嘉一貴(日本)と星野陸也(日本)ら日本ツアーの強豪と競わなければならない。特に、金庚泰(キム・ギョンテ=36)、朴相賢(パク・サンヒョン=39)、崔虎星(チェ・ホソン=49)、黄重坤(ファン・ジュンゴン=30)、李尚熹(イ・サンヒ=30)は日本ツアーの経験が豊富だ。シーズン3勝に挑戦するキム・ビオ(32)と米男子ツアー(PGA)で3勝を挙げ世界ランキング75位のキム・シウ(27)も優勝候補に挙がっている。
キム・ジョンフン記者 hun@donga.com