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金正恩氏の儀典を担当する新たな女性登場

金正恩氏の儀典を担当する新たな女性登場

Posted September. 13, 2022 09:06,   

Updated September. 13, 2022 09:06

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北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)総書記の儀典を担当する新しい随行員が確認された。この女性は8日に行われた北朝鮮政権樹立記念日「9・9節」記念行事で正恩氏を補佐し、「密着儀典」を行った。4月の公開行事で捉えられた正恩氏の随行担当者とは別の人物であり、関心が集まっている。

朝鮮中央テレビなど北朝鮮メディアによると、8日に平壌万寿台(ピョンヤン・マンスデ)の麓で開かれた北朝鮮政権樹立74年記念慶祝行事で、女性が正恩氏に随行した。黒いスーツを着て長い髪を束ねメガネをかけたこの女性は、正恩氏の後ろで花束を受け取るなど儀典業務を行った。この女性は同日、正恩氏が最高人民会議第14期第7回会議で施政演説をした時も随行した。正恩氏が会議場に入場する際、鞄と書類を持って後についてく姿が捉えられた。この役割を担っていた玄松月(ヒョン・ソンウォル)朝鮮労働党副部長は、会議場の入り口に立ってこの女性を見守っていた。

最近、正恩氏の公開行事で新しい随行員の姿が確認され、注目を集めた。2月26日の初級党秘書大会と3月の平壌松新・松花(ソンシン・ソンファ)通り竣工式では、別の女性が捉えられている。彼女らが、金与正(キム・ヨジョン)党副部長や玄氏が務めた随行秘書の役割を受け継いだか、分担して随行している可能性がある。政府も彼女らの情報を分析している。

一方、最近、北朝鮮経済を総括する金徳訓(キム・ドクフン)首相の位相が高まっている。正恩氏が、住民の「衣食住」問題に格別に神経を使っているので、自然に金首相の役割も大きくなったとみられる。最近、国家災害防止事業総和会議や全国老兵大会などの公開行事で、金首相の名前は政治局常務委員の中で最も早く呼ばれ、名実共にナンバー2に位置づけられたものとみられる。


崔智善 aurinko@donga.com