通常国会を控え、与党「民生法案と予算を貫徹」ＶＳ野党「富裕層減税を阻止」

秋夕（チュソク、旧暦８月１５日）の連休が終わり、国会が本格的な通常国会の局面に突入する。尹錫悦（ユン・ソクヨル）政府の初の通常国会で、与野党は立法と来年度予算案はもとより、最大野党「共に民主党」の李在明（イ・ジェミョン）代表の起訴、大統領夫人の金建希（キム・ゴンヒ）氏をめぐる特別検事法などをめぐって対立するものと予想される。国会は１９日の対政府質問を皮切りに、１２月まで与野党交渉団体代表演説、国政監査、来年度予算案の審議などを行う。

与党「国民の力」は１２日、国民の関心を「国政安定」に置き、国会を政争ではなく民生の場にすると強調した。与党の新たな非常対策委員会（非対委）を率いる鄭鎮碩（チョン・ジンソク）非対委員長は同日、記者団に、「民生経済の苦しい現実から国民の困難を読むことができた」とし、「物価の上昇で市場で買い物ができないという声もあり、国政が早く安定することを望む（という声もあった）」と話した。朴正河（パク・ジョンハ）首席報道担当は、「弱者と未来のための法案と予算を設ける」と述べた。

与党はまた、「李在明氏を助けるための政争だけに集中している」として民主党と李氏を批判した。梁琴喜（ヤン・グムヒ）院内報道担当は、「多くの国民が望むのは暮らしの問題を解決する民生政治」とし、「機会あれば政治弾圧だと扇動し、国政運営に混乱と負担を与えようと死力を尽くす最大野党を強く非難せざるを得ない」と述べた。

民主党は、「通常国会で尹政府の失政を明らかにする」という態度だ。趙正湜（チョ・ジョンシク）事務総長は同日、記者会見で、「民心は一言で言って不安だ」とし、「無政府より怖いのが無能政府、無能政府より怖いのが働かない政府」と批判した。金星煥（キム・ソンファン）政策委議長は、「政府の誤った政策基調を正すことが、今国会の主要基調」と強調した。

民主党は特に、政府与党の税制改編案を「スーパー金持ち減税」と非難し、反対の考えを明確にした。金氏は、「減税１３兆ウォンで子どもや大人のためにもっと普遍的な福祉に予算を使うべきだ」とし、基礎老齢年金、地域通貨、災害支援金の現実化を主張した。

民主党は、李氏の起訴については繰り返し「政治弾圧」だと反発した。趙氏は、「（国民が）尹政府について『民生は後、政治検察は相戦』と言った」とし、「尹政権は国民の心配と不安を解消するために政治弾圧は止め、一日も早く民生懸案をめぐって超党派で膝を突き合わせることを求める」と述べた。


パク・フンサン記者　イ・ユンテ記者 tigermask@donga.com · oldsport@donga.com