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北朝鮮「核放棄不可」、ホワイトハウス「完全な非核化目標は不変」

北朝鮮「核放棄不可」、ホワイトハウス「完全な非核化目標は不変」

Posted September. 13, 2022 09:05,   

Updated September. 13, 2022 09:05

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北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)総書記が最高人民会議の演説で「核放棄不可」の方針を明らかにしたことを受け、米ホワイトハウスは「完全な非核化政策に変わりはない」と強調した。ホワイトハウスのジャンピエール報道官は9日(現地時間)、金正恩氏の演説について、「米国は同盟およびパートナーと緊密に協力し、北朝鮮の脅威に対応することに集中している」とし、『韓半島の完全な非核化という共通目標を進展させる』という政策に変化はない」と明らかにした。また、「私たちは北朝鮮に対して敵対的な意図がないことを明確にした」とし、「外交的解決策を追求しており、条件なく会う準備ができているが、北朝鮮はこれに応じていない」と述べた。さらに、「あらゆる防衛手段を動員して韓国を防衛するという米国の意志は確固としている」と強調した。

戦略兵器の展開などの軍事的抑止力の強化や経済制裁などの強力な圧力で北朝鮮を非核化の交渉のテーブルに引き出すという対北朝鮮政策を続けるという意味だ。

国連は、北朝鮮の核武力政策の法制化に懸念を表明した。国連のデュジャリック報道官は9日、記者会見で、「グテーレス国連事務総長は、北朝鮮の最高人民会議が北朝鮮の核武力政策を法令で採択したことを深く懸念している。これは、数十年にわたって行われた国際社会の努力に反するものだ」と批判した。韓国の黄浚局(ファン・ジュングク)国連大使は11日、メディアとのインタビューで、北朝鮮の7回目の核実験の可能性について、「(中国とロシアが対北朝鮮制裁に)拒否権を行使すれば、北朝鮮に核実験をしても国連安全保障理事会は何の措置もできないという誤ったシグナルを与えるだろう」とし、「そうなれば対話と交渉を通じて北朝鮮の完全な非核化を成し遂げることがますます難しくなる」と懸念を示した。


ワシントン=ムン・ビョンギ特派員 weappon@donga.com